ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission6-⑥
2018.05.13 23:00
隆二のマンションにつき、玄関の鍵を開けて中に入る。
靴を脱ぎ、廊下に上がった所で、隆二の手を掴んだ。
「なんだよ?」
しかめっ面をして俺を見る。
「しっ!…黙って」
有無を言わせず、隆二の唇を奪った。
「ん!?…ちょっ…」
壁に押さえつけ、動きを封じた。
隆二は首を振り、俺から逃れた。
「やめてよ!おみ…」
「契約違反になるよ」
「お前がアイツにチクんなきゃわかんねぇよ」
隆二の両手を押さえ、後ろ手に拘束する。
「おみ!?…」
また唇を塞ぐ。
隆二が目を見開き、俺から逃れる。
「この感触って…!?」
「初めてキスした夜のこと…覚えてないの?」
「…誰とキスしたって?」
「サシメシで飲んだあの晩…」
目の前で考えを巡らせている。
「嘘でしょ?」
to be continued…