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KADOMOTO BLOG

ばらばらばら!!

2018.05.13 03:02

金曜日、客先会議に伺う。

ドアをあけたら


今日はカドモトさんに、花を持ってきたよ!


とYさん。

以前、バレンタインのお返しにと

小さなランの鉢植えをくださって

今回は、奥様が丹精こめて育てた

お庭のバラ🌹をたくさんいただきました。

ありがとうございました!!!


それを事務所に帰って花瓶へ

華やかになりました!


そしてバラを見ながら 

思い出すフレーズ、

A rose is a rose is a rose.


、、、

私が社会人としてスタートしたのは

コピー機の製造販売をしているX社

その時に、

ちょっと離れた部署にいたI氏は、

多分ほかのメンバーから離れた距離感で

更に朝から新聞を切り抜いているなどの

窓から近い仕事の仕方をしていた。


下っ端の私としては、

直接関わる仕事がないけれど

お茶当番の時には

その方のカップに指定された

砂糖とミルクの量を入れる度に


砂糖を直接食べたらよいのに


と、毎回、 

毒を渡す気分

だった記憶がある。


けれど


ある日、

私が大きなミスをして

長い時間叱られて、

散々トイレで泣いて

それでも深呼吸して

廊下で、

どんな感じで席に戻ろうか思案しながら、

戻れずに立ち尽くしていたら


I氏が通りがかって一言


A rose is a rose is a rose.


???

バラがバラでバラ???


クエスチョンを並べながらI氏を見たら


そのまま、あるがまま、


ですよ。


と立ち去った。


そして私は上司の席の横に立ち

頭を下げて席に着く


ふと、I氏をみると、

いつものように新聞を読んでいた。



そのころは、若くて

なぐさめてくれたのだ、

やさしいおじさんだ、と忘れていたのに


薔薇を見ると思い出す言葉


A rose is a rose is a rose.

あるがままに。


若かりしころ、

失敗ばかり、できないことばかり、

働く意味や働く価値もわからないまま

早く辞めたい、

早く逃げたい、

と思ってたころに

少し戻ってしまうバラを見て


客先をでる時に

若い方が働いている現場をひとめぐり。

そして彼らの背中に


A rose is a rose is a rose.


と、心の中で呟く日

歳を重ねていくと、

景色や物に見える物語が

深く広がっていくことがあるのかもしれない。