アラビア文化を甘かじり

アラビア書道のメーリスで紹介されたイベントに行ってきました。

「戦火の中のオタク」という本の出版イベントで、アラブのお菓子とミントティーを頂きながら、地震のあったシリアの現状やシリア国内での日本のアニメのことを話してもらったり、実際にシリアとzoomでつなげて、現地の人の話を聞いたり。

ケーキはスポンジにシロップが塗られてていて、デーツもシロップかお酒に漬けられてる感じで、カシューナッツにココナッツロングが振りかけられてるんですが、普段出会うことのない味で美味しかったです。

私たちがニュースで目にする内戦のシリアの話を地図を見せながら説明してくれて、戦争ばかりだと思っていたシリアにも畑や緑がある場所があったり、内戦の中での一般市民の生活はコロナのロックダウンの状態のように、家に閉じ込められて何もできない状態、それもあってアニメがすごく人気というのも納得でした。

シリア人ってインドやアラブのような容姿を想像していたけど、フランス人と間違えられるほど欧米人ぽい見た目というのも意外でした。

ネットでつながった画面に映る、本にも登場する首都ダマスカスの大学生の女の子が純粋ですごくかわいくて、オタクって言葉はあんまりいいイメージの日本語じゃないけど、好きなアニメについて語り合うシリアの人たちが素敵だなって思いました。

あと、面白かったのが、結構最近のアニメは残酷だったりするものもあるけど、そういうのはどう捉えてるのかって質問に対して、日本のアニメは別世界の話、自分の生活とは別のものって認識なのでグロイものとか残酷なシーンとかもお話として楽しめるらしい。