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ヘアカラーアレルギーを予防するために

2024.06.01 03:20



みなさん花粉症の季節、大丈夫でしょうか?

北海道はないはずなのに

一昨日くらい鼻と目がかなりムズムズしました(謎)


最近は子供も大人もアレルギーがある方、どんどん増えてきていますよね


ところで、ヘアカラーアレルギーってご存知ですか?





酸化染毛剤というアルカリカラー剤に含まれる化学物質が

長年のヘアカラー施術により毒素を解毒しきれずに

突然アレルギー反応を起こしてしまう症状です。


アルカリカラーで体が酸素欠乏状態になることも要因です

(ヘアマニキュアやベルジュバンスカラー、天然ヘナなどはこれには当てはまりません)




発症までには個人差があるのですが、かゆみを感じ始めるのが初期症状で

約100回~150回のアルカリカラーで起こる可能性があると言われています



例えば、20歳の方がかゆみを我慢してカラーするとします


2か月に一度カラーを続けた場合、36歳~37歳の時に発症のリスク


1か月に1回のカラーだと28歳~29歳の時にアレルギーを発症する危険性があるということ。

(市販のホームカラーだともっと期間は短くなるそうです)



日本人が定期的にカラーする習慣ができたのは1990年以降~らしいので、

計算すると大人の女性たちにカラーアレルギーが急増しているのもうなずけるのです。



発症時期や可能性はその人の食生活や睡眠時間などによっても違うと思います

多く水を飲んでいる人は解毒されやすいのでリスクも減ると思います。

一生アレルギーにならない人もたくさんいるかもしれません。



ですが美容師はカラーやパーマなどの化学薬品を扱い、

お客様の大切な体を一時委ねられる仕事ですから

リスクと対策はぜひ知っておかなければいけないことだと思います。



それに、これの件は美容師にとっても死活問題になりかねないと感じています。


せっかく長年良い関係を築いてきたお客様たちが

10年、20年後一斉にアレルギーになってしまったら?


一度発症してしまうと二度とカラーができなくなります。

白髪が気になる年齢にヘアカラーできないのは女性にとってかなり深刻な問題です。


お客様と美容師、双方にとって何か良い方法はないか?

というのが今回のテーマです





何をしているのかというと

ゼロテク(ゼロタッチ)カラーと言って、

専用コームを使い、地肌のギリギリから塗布する技術です


昔からある技術ですが、ここ数年カラーアレルギーに対する認識が変わってきたのか

この施術を行うサロンが増えてきました。

大手メーカーアリミノも動画で紹介しています。

講習会などもおこなっているそうです



ゼロテクは100%地肌につけないのは難しいのですが、

この写真のように、薬を頭皮にべったり塗布するよりも

かなりリスクを回避できますし、お客様の不快感も軽減されます。



実際、ベタ塗りでカラーした後、体調不良で寝込んだりする方もいらっしゃいますからね・・



予防対策としてROWANではオープン時から


①ゼロタッチ施術


②酸素水を薬液に混ぜる


さらに3年前から

③アルカリセットケアをメニュー化↓


今ではROWANのアルカリカラー後にリセットケアをしない方はほとんどいらっしゃいません。




ではここからはお客様と美容師ができる対策について書いていきますね


【いきつけの美容室がある方】

担当美容師に「地肌につかないように塗ってください」と一言伝えるだけです。

気を付けてくれるはずですのでぜひお願いしてみてくださいね

カラーをした後は特にミネラルウォーターをたくさん飲むようにしてください


【自宅で染めてる方】

できるだけドラックストアなどで売られているカラーの使用は避けていただきたいのですが、

どうしても美容室に行く時間がない場合は、

できるだけ頭皮にべったりつけるのではなく

目の細かいクシで白髪の目立つ部分にだけ塗ってみてください。

(全体のカラーは美容室で染めてもらいましょう!)


染めた後は「お酢」や「レモンの絞り汁」など酸性のものを

常温のミネラルウォーターに少量入れてPH4程度の酸性水を作ります。

(PHが酸性すぎるときしみやゴワツキの原因になるのでご注意ください)

(心配な方はリトマス試験紙で調べてみてね)

カラーシャンプーの後にこのPH4の弱酸性水で頭皮をしっかりすすぐと

健康な頭皮や皮膚のPHである弱酸性(5.0)に戻すことができます。

その後にトリートメントを付けて流してください。



過酸化水素を除去する方法についてはまた後日ご紹介しますね


【美容師さん】

せっかく美容師になったのに(スタッフを雇ったのに)

手荒れやジアミンアレルギーになって仕事ができなくなるのは

とっても残念なので、仕事が終わった後は手指をアルカリのままにしないことが大事です。


薬剤が手から極力入らないよう、カラーのお流しまでは

ゴム手袋をはめたままの方がいいと思っています

(カラーが流れてからシャンプーすればよいのです)


仕事の後は弱酸性の水を手指にスプレーしてPHリセットしてから

クリームなどで保湿すると良いと思います。

あとは

水をたくさん飲んで、常に解毒してください(笑)←こればっかw



ゼロテク技術はこれから出来て当たり前の時代になってくると思います

過酸化水素やアルカリを中和する商材もたくさん出ていますので

お客様と自分やスタッフの将来を守るためにもぜひ研究してみてください。



私ももっとより良い方法を探していますし、これからも研究したいと思います!


読んでくださってありがとうございました