春の陽になると恋しい蕗のとう
2023.03.04 00:16
以前天ぷらのお話をしましたね。
そう
私にとって春は天ぷら なのです。
春の天ぷらとなると鼻腔に抜ける香りの楽しみがたまらないから
タラの芽の甘さも良いけれど
蛤 とか 何より小ぶりな蕗のとうがお気に入り
そのくせ天ぷらは3〜4品がせいぜいで
たくさんはもたれていただけなくて。
その 締め
蕗のとうは 微塵にして ほうじ茶か出汁で茶漬けにするのが最高
なんといっても 実は何より待ち遠しい
わざわざ天ぷらにしないようよけておく。
東京もんは煎茶でも最高です
山中湖ではお散歩してるとたくさん見つけるので、初物を少し
そうして天ぷらと茶漬けにしたら
もっぱら蕗味噌にして瓶詰め
それを東京に持ち帰り
しばらくは酒の肴で楽しめる
でね
面白いのは こうした味噌は備前でも信楽でもいい
粉引や唐津もの 黄瀬戸もいいね
そんなお猪口ほどの器に持っていただくのがいい
そうしないとね、なぜか味が落ちる気がする。箸先で最後に器に付いた味噌をひっかくのもいいもの。
箸でいただく料理文化の味わいのひとつ