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「かるた」放課後等デイサービスminori.lab

2018.05.14 06:29

minori.labnには幾つかの「かるた」がありますが、その中のひとつに「ソーシャルスキルかるた」があります。 

普通のかるたは、読み札の語頭で取り札を探しますが、このかるたは、最後まで聞かなければ取り札が分かりません。 

例えば、「きいてみよう こまっているこに どうしたの」が読み札で、取り札には「どうしたの」と書かれています。 

勿論、イラストも重要なヒントになります。  

バン、バン、バン、バン。

一枚の札に一斉に手が重なりました。

が… ここから、このかるたの醍醐味が始まります。  

重なった手をじーっと見つめています。 

皆、重なった手がどんな状況になっているのか検索中です。 

自分の手が一番下になっていると思っている子は、ほぼ無口になります。 

「○○ちゃんの手が下だ」

「○○ちゃんの方が下だよ」 

名前を言われている子はきっと、心中穏やかではない?  

上に乗った手をひとつづつどけていくと、目の前に核心の部分が現れてきます。 

「○○ちゃんの薬指が下になってる!」 

あらっ、指だけ潜り込んでます。 

「ここ!ここ!」

「ここに指があるよ!」 

なんと、人差し指だけがカードの端に乗っています。 

さぁみんな、どうしましょうか… このカードが誰のものになるのか協議が始まります。 

ちょっとした、応援演説も展開されます。 

当の本人は、周囲の話の展開にすがるような表情で聞き入っています。 

結局は、「じゃんけんで決める」という大道で一件落着。 

いつもながら、わいわいと何とも楽しい「かるた」遊びでした。