「宇田川源流」【日本万歳!】 枕投げというばかばかしいことを本気でやる「日本人の結束力」
「宇田川源流」【日本万歳!】 枕投げというばかばかしいことを本気でやる「日本人の結束力」
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本人の国民性や日本のすばらしさを書いた内容をここで取り上げて、その内容に関して、検証し、そのうえでその内容をしっかりと見てゆくということをしている。曽於中には必ず、日本人が共通でもっている素晴らしい所、国民性や生活習慣、日本人が当たり前と思ってあまり気にもしていない内容が、実は世界で称賛されていることであるという可能性が大きく、そのことを考えてみるということではないかと思うのである。そのうえで、我々日本人どれほど素晴らしいのか、日本人が普段から世界で称賛される行動をとっているということそのものを研鑽し、我々が自信をもって話をするということを見てゆこうということなのではないか。
毎週月曜日は、「ブルーマンデー」と言われるように、昨日の土日でゆっくりと自分の時間を過ごしていたにもかかわらず、月曜日からは仕事をしなければならないという意味で、あまり気乗りがしないというような感覚を持っているのであるが、その中で、自分たち日本人も素晴らしいということを再認識していただいて、その内容を見てゆくということが最も良いのではないかという気がするのである。
さて、今回は「日本人が素晴らしい所」ということとは、あまり合致しないのかもしれない。しかし、日本人ならば、基本的にはどの日本人も皆その光景を想像することができるという「枕投げ」に関してである。まあ、すく悪とも修学旅行などの光景で、最も多くの描写で枕投げが出てくるのではないかという気がするのであるが、実際に私などは「枕投げ」をしたことはない。私の高校の場合は、基本的には男子校なので、枕投げなどをしてしまえば、シャレにならない殴り合いになることは請け合いである。軽く枕投げを行うなどは、楽しい修学旅行の思い出だが、残念ながら私の場合は、もっと激しい内容が多かったし、またちょうど高松に行った時には、台風が来てそれどころではなかったということもあって、枕投げを実際にしたことはなかった。
300人が本気のまくら投げ 3年ぶり静岡で大会開催 ライブ配信も
修学旅行の夜の定番「まくら投げ」を競技化した「全日本まくら投げ大会」が25、26日、静岡県伊東市玖須美元和田の市民体育センターに全国から32チーム計約300人が集まり、3年ぶりに開かれる。26日は人気スポーツゲームの開発会社と協力して、ゲーム画面風のライブ映像をユーチューブ(https://youtube.com/live/08a1KVe9cI4?feature=share)で配信する。
大会は地元の高校生のアイデアをきっかけに生まれ、伊東市が2013年から毎年開催している。21、22年はコロナ禍で中止を余儀なくされたが、人気ゲーム「熱血高校ドッジボール部」の開発会社に協力を求め、まくら投げのルール説明動画を製作した。今年は感染が収束しつつあることから実施を決めた。
競技は1チーム8人で、たたみ40畳分のフィールド上で枕を投げ合い、相手に当てて「就寝」させる。2分1セットの3セットマッチで、時間内により多くの選手に枕を当てるか、相手チームの大将を就寝させれば勝ち。予選リーグと決勝トーナメントを戦う。
枕を投げる「アタッカー」の他に、掛け布団でガードする「リベロ」や、アタッカーに枕を供給する「サポーター」などのポジションがあり、「戦略と連携が勝利へのカギ」(市観光課)という。
市観光課の担当者は「他のスポーツのように戦略やチームワークが求められ、勝ち負けがあって、ちょっと笑えるのがまくら投げ。配信ではコメントもできるので『本気のまくら投げ』をみんなで楽しんでほしい」と話している。【最上和喜】
2023年2月24日 13時0分 毎日新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/23764001/
上記にも「修学旅行の夜の定番」と書いてあるが、まあ、それを「大人が日本全国で大会にしてしまう」というのが日本らしい。まあ、枕投げと言えば、基本的にはそば殻の枕をお互いが投げ、布団を盾にして戦うということが定番なのであるが、基本的には盛り上がりすぎて、先生に注意されたり、あるいは、そば殻の枕が壊れて、部屋中黒いそば殻が広がってしまい、収拾がつかなくなるというようなことが有ったといわれている。上記にもあるように私はそれはやっていないので、何とも言いようがないので、私の想像の範囲内である。まあ、女性の修学旅行生が、パジャマでそのようなことをやっているということをテレビなどで当時見ていて「そういう光景を見てみたい」と思ったものである。
さて、枕投げに勝ったところで、何があるというものでもない。実際に、何故枕投げが始まるのかというのも、ここにある競技のように行うというものではないのである。特に修学旅行では、そのような思い出があるということが最も面白いのではないか。
さて、その枕投げを「競技」とし、ルールを作って多くの人が遊ぶという。ある意味で大人が「学生時代に戻って遊べる」ということそのものが、日本のすばらしさではないか。新潟の十日町の雪合戦なども似たようなものであるし、また、その他にも「日本は昔(自分の若いころ)を思い出して遊ぶことができる」ということになるのである。
さて、これが最も日本らしいところは、「全国大会ができる」ということであろう。日本という国が文化がだいたい同じで、なおかつ、言語や風習もおなじ、それどころか「修学旅行の思い出」ということも基本的には同じであり、「定番」というような感じで、就学量の思い出が代替同じになっているということの「共通項が多い」ということが日本のすばらしさの一つである。そのことは、他の国や民族や宗教・それに伴って生活習慣がが異なる国々などとは全く異なるものであり、日本独特のものなのかもしれない。
そして同じような共通項の思い出を持っているということが、そのまま日本人の「結束力」の高さに繋がっているということになるのではないか。そしてその結束力が「俺も同じ」ということになり、仲間意識が作られるのである。
まさに日本人のすばらしさが、子供のころから出来てきていること、そしてその内容が大人になってもその感覚を持ち続け、日本の結束力の源になっている。もっと言えば、日本の力は、集団で結束力の堅い力の発揮ということ、その集団の中での「得意分野での、屋位分担がうまくかみ合う」ということが素晴らしいのである。それがこの枕投げ大会の中でも発揮されているのではないか。
日本人で本当に良かったのではないか。