Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

鬱の事に関して,もっと知ろう。今は心を病んでいる人達が沢山いる時代。

「日本を捨てよ」と言う書籍を読んで見て分かった事、それは日本の数々の諸問題を解決したければ一度海外に暫く滞在し抽象度を上げて日本だけでは無く世界的・地球的・宇宙的な高い視点で日本を俯瞰的に見る事が必要

2023.03.05 06:00

どうもこんにちはブログの更新を致します。

いきなりですが、質問です。

あなたは自分の生まれたこの国が今のこの日本が好きでしょうか。

概ね日本人は自分の国があまり好きでは無い少なくとも積極的に好きとは言え無いと言った結果になるのが最近の主流です。

この20年程の間日本人は閉塞感を感じ続けています。

そんな私達に筆者は次の様に言うんです。それならば、日本を捨てようと。

今回は、苫米地英人さんが書かれた書籍「日本を捨てよ」を要約して行きたいと思います。

苫米地英人さんは自分も愛読している著作家の一人であります。

改めて苫米地英人氏の経歴を紹介します。

中学・高校・大学と全て飛び級で行く程の天才、それが苫米地英人十言う人物。 コンピュータ科学分野の世界的エリートが集まるカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科博士課程では、 10年に1人しか出ないといわれる計算言語学の博士号を日本人で初めて取得しました。

元々は認知科学者((計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。

カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLabフェロー(サイバー防衛)、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授(認知戦防衛)、早稲田大学研究院客員教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO会長兼基礎研究所長。

マサチューセッツ大学を経て上智大学卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験後、フルブライト全額給付特待生としてイエール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。

同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の米最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。

計算機科学部機械翻訳研究所等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。

ATR自動翻訳電話研究所滞在研究員などを経て、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任。 

 1992年にはカーネギーメロン博士研究の単調性データ構造を利用した世界最初の仮想通貨ベチユニットを開発、不可変データ構造離散基盤数理として単調性理論は後のナカモト論文などにも影響を与える。その後、次世代サイバー防衛技術開発を米国防総省とも協調しカーネギーメロンで進め、2014年から2019年にかけては自衛隊サイバー部隊の創設と教育に統合幕僚長直轄で尽力。

また2012年から複数国の顧問を務め、特に通貨システムを含む次世代基盤システムのアドバイザーをしている。

サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。

近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。

日本でも完全無償の子供向けボランティア教育プログラムとして普及活動中でもあり

20世紀最大の心理臨床家で世界的な精神科医でもあり、現代臨床催眠の父でもあるミルトン・エリクソンの方法論についても、ミルトン・エリクソンの長女であり、心理臨床家のキャロル・エリクソンから直接指導を受けた。

また、2008年春から、自己啓発や能力開発の分野における世界的権威で晩年にコーチングの基礎を作ったと言われる故ルータイスの右腕として活動、ルータイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「TPIE」、「PX2」、「TICE」コーチング等の開発を担当。その後、全世界での普及にルータイスと共に活動。

現在も故ルータイスの遺言によりコーチングの普及びルータイスの後継者として全世界で活動中。

ちなみにルータイスとの共書でもある「アファメーション」と言う書籍も出版されておりますので、こちらも興味がありましたらご購入の検討を頂ければ幸いです。


又自身の公式ホームページや数々の書籍を出版しており

自身もYouTubeも公開しており下記がそのホームページになります

苫米地英人公式サイト

苫米地英人YouTube 公式チャンネル - YouTube

又苫米地英人さんが作った数々のコーチングや自己啓発又はビジネス等を含む数々のコンテンツ教材もフォレスト出版から販売しておりますので、是非、覗いて見て見るだけでも良いのでご覧になって下さい。(※ 苫米地英人さんのコンテンツ教材はどれも高額ですが手が届かないと言う様な額でも無いので安い物でも3万~10万を超える物までピンキリです)コーチングや自己啓発のコンテンツ教材はどれも一級の質を持った教材であります、興味を持たれた方は教材を見て見るだけでも構いませんので一度ご覧になって頂ければ幸いです。

下記のリンクをクリック

トップページ | 苫米地英人 大全集

と言う様々な経歴だけ見ても、それだけもすごい人なのですが膨大なコンテンツを持っている事自体が彼の強みなのかも知れません。そんな苫米地英人さんですが、実際に様々なコンテンツ教材を作れる事にIQ100以上は確実にあると思います。

実はもう一つ数々のエレキギターのコレクターとしても有名であり実際に数々の高価なそれこそ一本50万円や100万円もする中には一本1千万のエレキギターも所有しているコレクターとしても有名であり実際に自分自身もエレキギターを弾くのだそうです。

実際に「俺のギター: The Dr.Tomabechi Ultimate Guitar Collection」と言う書籍も出版しております。そして下記がその書籍になります。

また実際に苫米地氏自身もエレキギターを弾く事が出来他のミュージシャンと一緒にセッションライブをYouTube動画で公開しており、下記の動画がそのセッションライブになります。かれの弾き方は非常に独特な引き方でそれでもきちんと曲になって要る処がすごいと思います。

(※ ちなみにギターの腕は中々に上手いですよ。)

また苫米地英人さんを一躍有名にした事件は1995年にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件に置いてオウム信者の洗脳・マインドコントロールにより洗脳されマインドコントロールに陥って仕舞ったオウム信者を次々に脱洗脳へと導いた事で世間に名前が知られる様になった人物です。言わば彼は、洗脳は洗脳でも脱洗脳のプロでもあります。

苫米地氏に対して少々経歴が長くなってしまいましたが

その苫米地英人さんが書かれた書籍「日本を捨てよ」を今回は要約・解説して行きたいと思っていますのでどうぞ最後まで記事を読んだ頂けると幸いです。


それでは早速ですが本日の要点は次のとおりになります。

1、日本人が抱えている閉塞感の正体を!

2、日本人は、なぜ幸福を感じられ無いのか?

3、日本を捨てると言う事について。

解説していきます。

では早速

1、日本人が抱えている閉塞感の正体

から解説を始めていきましょうか?

本書のテーマはいわゆる日本論と言う物でございます。

なぜ日本人は政治家や官僚に文句を言う割りにはデモさえ起こさ無いのか?

海外へ脱出仕様とし無いのか?

ここ、数年若者達の愛国心が強くなった様に見えるのは気の所為か?

私達が抱える厄介な問題の背景にはこうした、根本的な疑問が実は横たわって居るんです。

それらを日本人が一人一人が一つ一つ解決仕様とする姿勢が目の前の閉塞感を打ち破って私達が再び歩みを進める為の第一歩になるんです。

しかしその代わり何故今の日本で多くの日本人が

閉塞感を抱え思考停止し仕舞っているのか?

と言う問題に付いても理解して措かなければ行け無いと思います。

さていきなりですが質問です。

あなたは今の日本に閉塞感を感じて居るでしょうか?

調査によるとこの20年程の間、日本人は閉塞感を感じ続けて居ると言う事が分かっております。

あなたもその一人では無いのでしょうか?

この20年程の間日本人が感じ続けて居る閉塞感を考えると最近のあなたは、

如何したら良いのか分から無い、

如何し様も無い、

等の問題の数々を目の前にして、

次第に考える意欲を失いつつ在るのでは無いのでしょうか?

閉塞感とは考える事さえ止めて仕舞たくなる様な重たい無力感の事を指します。

今や日本人は自分達の社会の差し迫った問題に付いて、

如何したら良いか分から無い、

如何し様も無いと、

考える事を放棄して仕舞う癖を身に付けて仕舞いました。

その理由は2つあるのだと筆者の苫米地英人氏は言います。

まず自分の問題解決能力に自信が無い事。

20年も続いた経済停滞は日本人の自信をすっかりと失わせて仕舞いました。

自分自身の能力に対する自己評価の事を心理学ではエフィカシーすなわち自己効力感と呼んでおります。

分かりやすく言えば自分はこれだけの事が出来ると言う信念と言い換えても良いでしょう。

問題に直面した時に人は無意識の内に自己と対話します。

この問題を自分は解決する事が出来るだろうか?

そうやって自問自答するんです。

この時、エフィカシー(自己効力感)が低ければ問題は、

総体的に大きくなり手に負え無い物だと感じられて仕舞います。

日本人はまさに今その様な状態にあるんです。

結果としてどうせ自分が考える事何て役に立た無いと言う、

諦めの心が日本人の自信を失わせまるで呪いの様にすっかり呪縛して仕舞ったんです。

もう一つの理由は、

本当に日本の問題が難しくなって要ると言う事で御座います。

経済成長率が下がると、パイと言う名の資源や食料等の取り合いが起きるのは避けられません。

実際に格差は拡大していますし、社会保障に関しても世代間の不平等が叫ばれております。

つまり同じ日本人の中でも対立や衝突が覆い隠せ無くなって来って来て仕舞ったんです。

こうしたシビアな利害の衝突をクリアにして日本全体に取っての最適解を導き出すと言うのは、

所謂専門家であったとしても容易では無いのです。

増して素人である一般国民が、例えばTTP参加(環太平洋パートナーシップ協定)の是非に付いて考えが及ば無いのもある意味仕方の無い事なのでしょう。

とは言え私達は仕方が無いと言って済ませて要る訳には以下無いんです。

では、如何したら良いか分から無い、

如何し様も無いと、

思考を放棄して仕舞っては政治家と官僚そして声の大きな一部の人々の手に拠って問題解決を委ねられたままで果たして本当に良いのか?

と疑問に思わずにはおれません。

彼らに、社会や日本の舵を丸投げする事がどれ程危険な事なのか?

私達はバブル崩壊以来散々、それを思い知らされて来たではありませんか?

何とかして

如何したら良いか分から無い、

如何し様も無い、

この閉塞感を打ち破り国民の一人一人が問題解決の主体となって行く必要性があるんです。

その為に

まずはとにかく自分の頭で考えて答えを出せる所から答えを出して見て仮説を作って見る。これが本書のメッセージで御座います。

答えや解決策と呼ばれる物は、現場における仮説に過ぎません。

けれども、とにかく仮説さえ立てて仕舞えば、それに沿って行動して遣って見る事や実行する事が出来ます。

また仮説を提示すれば批判も受けそれに反論しなければなら無い。

でも、そのプロセスで次の寄り良い仮設も生まれて来る様にもなります。

とにかく自分で考えて自分なりの仮説を立てて自分なりの回答を出してみる。

この作業を行うだけで一歩前に進む事が出来るのです。

では、これから私達は如何やって現状を変えてどの様に生きて行くのが一番良いのかと言う事や、

今の日本人が何故幸福を感じられ無いかと言う事に、付いて考えて行きましょう。

今だに世界髄一の経済大国であり一般的に言われるより遥かに好調な経済状態にありながらも、

何故日本人は何処と無く不幸なのか?

その原因となって要る社会構造を分析して行きましょう。

そして更に話を展開して行き日本や日本人と言う枠組み自体から脱却する発想すなわち日本を捨てる技術等に付いても解説して行く事に致しましょう。

それではここで

1、日本人が抱えている閉塞感の正体!

を纏めておきます。

1、今の日本で多くの日本人が閉塞感を抱え思考を停止して仕舞っている理由は2つある。

・自分の問題解決能力に自信が無い事と自己効力感が低い事

・本当に問題が難しくなって要る事に原因がある。

2、然しこのままでは行け無い、だから何とかして、

如何したら良いか分から無い、

如何し様も無い、

この閉塞感を打ち破り国民の一人一人が問題解決の主体になる必要性がある。

その為に今の日本に付いて徹底的に考えぬき自分なりの答えを出せると言う所から答えを出して見る仮説を作って見る作業が必要である。

それでは

2、日本人はなぜ幸福を感じられ無いのか?

と言う事に付いて解説して行きたいと思います。

さて現在の日本人はあまり幸福を感じてい無い様です。

国連の調査によると日本人の幸福度は156カ国中58位であり、

幸福度はどんどん下がって要ると言うデータがあります。

しかしですよ、これはよく考えて見ると変な事だとそう思いませんか?。

と言うのも実は日本経済は世界で最も好調だからで御座います。

反論を省みずに言えば実は現在の日本経済は総体的に世界で最も好調なんです。

他の国々を見渡すとまずギリシャ危機以来、

EU経済が崩壊の瀬戸際にある事はよく知られております。

アメリカもかなり拙い状態にあります。

一方で日本経済は如何でしょうか?

確かに政府の借金は増えており遂に一兆円を超えました。

しかしギリシャとアメリカと同様に考える事は出来ません。

と言うのは借金が円建てだからで御座います。

簡単に言えばですよ。

金を貸して要るのが日本人だから何です。

ゆうちょ銀行を始め多くの銀行は国民の預貯金を使って、

国債を買っているんです。

つまり金の貸し借りは日本国民と日本政府の間での事何です。

政府の借金は確かに多いです。

ですが外国に対する日本の借金は略無いと言って良い程です。

寧ろアメリカに大量に貸し付けております。

この様に考えると現在の日本はそこ迄悲観的なのでしょうか?

少子高齢化による人口減少に伴う、

経済規模の縮小を心配する声も確かにありますが、

ですが筆者の苫米地英人氏、曰くこれもまた理解に苦しむそうです。

確かに現在の日本で生産性が下がり一人当たりのGDP(国内総生産)

順位がどんどん下がって要るのは確かに問題でしょう。

これは、明らかに経済的な競争力の低下を意味して要るからであります。

しかし国全体の経済規模すなわちGDP(国内総生産)が低下するのは、

人口減少が伴って要れば問題は無いそうです。

人口減少と言うのは、つまり国のサイズが小さくなると言う事ですから、

必要な税金が減るのも当然何ですよ。

したがってGDP(国内総生産)が減り税収が減ったって良い訳何です。

それでもやはり税収が減るのは拙いと言うのは、

税金を使う立場に要る人間の勝手な都合です。

つまり国税省の官僚が人口減少を心配するのは仕方がありません 。

ですがそれ以外の人に取っては如何でも良い事です。

むしろ住宅事情の改善が期待出来るGOOD NEWSと捉えるべき何です。

とにかくGDP(国内総生産)が減少するのは、

嫌だGDP(国内総生産)ランキングがこれ以上落ちるのは耐えられ無いと考える人もいます。

理解に苦しみますが、

そう言う人にはGDP(国内総生産)の規模=国の経済力では無いと理解して貰いたいと筆者は言います。

現に電化製品を始めとする製造業で日本のシェアを着々と奪っている韓国のGDP(国内総生産)は日本 の5分の1程でございます。

今や金融センターとして日本を大きく引き離しつつある、

シンガポールに至っては日本の1/25のGDP(国内総生産) しかありません。

GDP(国内総生産)だけ見れば小国でも実は経済大国と言える国は幾らでもあるんです。

例え国内マーケットが縮小しようとも世界には、

売り込むべき巨大な市場が広がってるんです。

円高によって割高になり不利だと感じるか、

信頼と言うプレミアで勝負出来るか?

と思い直せるかは発想次第のはずです。

この様に考えて見ると円高に対して日本人自身が、

極めて悲観的なのは不思議な事でございます。

日本経済は深刻な状況にある。

このままでは財政破綻も近いと言った議論がまかり通っております。

若い世代は世界最高の環境を活かして、

起業にチャレンジするのでは無くむしろ大企業志望や公務員志望を強めております。

中高年は年金危機とやらに備えて貯蓄に余念がありません。

なぜ日本経済はそれなりに元気なのに日本人には、元気が無いのでしょうか?

世界有数の豊かな国に生きながら何故日本人は幸福そうに見え無いのでしょうか?

ここからはその理由を検討して行きたいと思います。

勿論様々な理由が考えられるでしょうが、

著者の苫米地英人氏が日本人が幸福では無い最大の理由だと指摘する原因は、

公平なき日本では既得権益者が世襲制により半永久的に優位にい続けて居る為で御座います。

非常に残酷な事を言って身も蓋も無い事を言って仕舞うかも知れませんが、

日本と言う国は決して公平でも無ければ平等でも無い国何です。

差別も不平等も罷り通って要る国それが日本と言う国の真の実態何です。

例えばですよ、差別の代表例は裁判で御座います。

実は服装で判決が変わって仕舞うと言うのが日本と言う国の裁判何です。

弁護士の間では服装に拠って判決が変わると言うのは最早常識で御座います。

例えば民事訴訟ではきちんとした服装をしている、

当事者の主張が明らかに通り易いのだそうです。

ちなみに刑事訴訟では被告人には、

わざと見すぼらしい服を着せるのが常識です。

反省の態度を示すと裁判に有利になり同情を誘って、

少しでも有利な判決を勝ち取るのが狙い何です。

皆さんこれを聞いて凄く驚くべき事だと思いませんか!

何故なら服装に拠って裁判の判決が変わると言うのは、

つまりは、人を見た目で差別する事だからで御座います。

つまり全ての国民は法の名の元に平等であると定めた、

憲法第14条に明らかに違反して要る訳であります。 

そればかりでは無くて日本の司法制度では、

こうした憲法違反の判断を助長する様な制度が態々用意されております。

それが刑事裁判における情状酌量で御座います。

情状酌量とは被告人の性格・年齢・経歴・境遇・犯罪の動機・犯罪後の態度・と言った、

犯罪と関係のある一切の事情を考慮して刑罰を軽くする事で御座います。

これは刑法第66条に明文化されたれっきとした法制度であります。

しかしこれこそまさに憲法違反その物としか思えません。

例えば同じ様に人を殺したとしても年齢や境遇を考慮して、

刑に差を付けて要るのならば差別としか言い様がありません 。

増してや被告人の性格であるとか犯罪後の態度等と言う、

曖昧な物まで考慮に入れて良いんだとすると、

裁判官は幾らでも恣意的な差別をする事が可能になります。

簡単に言えばこいつの態度は気に入らないから実刑。

可愛げのある非国民だからこいつは執行猶予にしてやろう。

と言った差別が許される事になって仕舞うんですよ。

そんなバカなと思われるかもしれませんが、

実際こうした差別は存在している様に思えます。

一番分かり易い例が、ライブドア事件でしょう。

この事件で元ライブドアのCEOだった堀江貴文氏が行ったとされる、

粉飾決算の総額は53億円程で御座います。

それが事実だとしてもこれまでの判例から見てとても実刑が相当とは思えません。

1千億円単位の粉飾決算で裁判となった、

山一証券や日本債券信用銀行の事件でも当事者には、

最終的に実刑判決は下されて無いんですよ。

ではなぜ堀江氏は実刑判決を受けて仕舞ったのか? 

実は、彼は検察や裁判官に対して従順な態度を一切示さず、

徹底抗議の構えを取った為、裁判官の心証を損ねた為で御座います。

更に付け加えれば堀江氏の件に限らず、

一般に日本の刑事訴訟では罪を否認した事自体が、

反省して無いと言うマイナスの情状と評価され刑が更に重くなる傾向が見られます。

改めて言うまでも無く被告人が刑事訴訟で自分の無罪を訴えるのは当然の権利ですよ。

ですが、それを行使したが為に不利に扱われる事等断じてあってはなら無い事です。

裁判の公正さが根底から疑われる事になります。

そこでアメリカ等では否認事件で被告者が不利になら無い様に有罪か無罪かを判断する裁判と量刑を判断する裁判の手続きを分けると言った工夫がなされて要るんです。

これならば幾ら否認してもそれが量刑に影響する事は無い為被告側は安心して徹底抗戦出来ます。

今の処、日本ではこうした制度が導入されている動きはありません。

相変わらず裁判官は否認した被告を反省して無いと決め付ける事が可能何です。

弁護士達もここに矛盾がある事を半ば諦めて、

「否認すると不利になるので争わずに執行猶予を狙いましょう。」

等と被告人に進める始末です。

この様な不公正を許す情状酌量を認め更に年の入った事に制度化迄して要るのは先進国では日本だけで御座います。

そしてこの様な不平等や差別は裁判や司法だけでは無く企業でも普通にある事で御座います。

多くの人に取っては、就活に人生の全てが掛かっていると言うのは言うまでも無いでしょう。

面接の現場では人を服装で判断する様な情状酌量的な文化が企業社会に置いても当たり前となっております。

更には服装だけでは無くて顔等のルックスで判断される事も当然とされております。

イケメンと美女は面接で受かり易い何んて事もよく指摘されておりますよね。

この不公平の日本社会では情状酌量が罷り通り裁判所から

企業迄様々な組織の問題解決能力が低いまま放置されて要るんです。

然し日本社会に公平差が無い事による最大の弊害はもっと別の所にあるんです。

それは社会のもっと言えば日本人と言う構成員の可能性を奪って仕舞うと言う事で御座います。

公平差は、神の前では誰も偉く無いと言う一心教的な思想に起源を持っています。

だからアメリカを始めとするキリスト教圏では苛烈な資本主義がのさばり巨大な経済格差が生まれる一方でだからと言って金持ちや権力者が偉い訳では無いでしょう。

本質的には人は皆平等だとの良識が維持されて要る訳です。

そうである以上少なくとも建前上は全ての人に均等に、

自己実現の機会が与えられて居なければ等だとは言いません。

実際アメリカでは誰もが支配者側に入り込む或るいは支配者と戦う新興勢力として成功するチャンスを与えられて要るんです。

つまり個人の可能性を生かす社会と言う事で御座います。

所が日本社会は違います。

公平差が無い為、本質的には人は皆平等だと言うメンタリティが抑々ありません。

金持ちや権力者は本当に偉い人になって仕舞います。

こうなると同じ社会の日本人と言う構成員と言っても人それぞれ価値が違うと言う事になります。

価値が違う以上対等に扱われる必要は無い、

従って平等にチャンスを与えられ無くても構わないと発想になるんです。

機会やチャンスの平等が無い社会は一体如何なるでしょうか?

一言で言えばそれは封建社会になります。

日本では国会議員の子が国会議員になる確率は一般人の子が国会議員になる確率の約3万倍です。

ちなみに自民党では世襲議員の比率は約50%国会議員全体で約40%です 。

これは明らかにおかしいですよ!

最低でも、親の選挙区には出られ無いと言った程度のルールは必要になって来るでしょう。

他にも医師は2世や3世が多い職業として知られております。

また余り知られていませんが、日本ではアカデミズㇺの世界も世襲の比率が非常に高いです。

法科大学院制度で多額の学費が必要になった事により、

今後は弁護士等法相の世界も今よりも一層世襲化が進むでしょう。

更に個人の才覚だけが物を言うはずのビジネスの世界でさえ似た様な事が起きて要るんです。

楽天の会長兼社長である三木谷氏は父親は神戸大学名誉教授・母親は戦前にアメリカで学んだ帰国子女と言う名門の家柄で大学を卒業すると同時に、名家出身者が多かった当時の日本興業銀行に入行しております。

同じ様にIT系企業を起こした新興企業家でありながらごく普通の家庭で育ち東大中退で大企業で働いた経験も無い堀江貴文氏は徹底的に財界からも嫌われ最終的には潰されて仕舞いました。

一方の三木谷氏は財界の覚えがめでたく、それは経団連を退会する様なあからさまな行動をした後でも変わりません。

そこに、生まれによる差別を見て取るのは不自然な事なのでしょうか?

この様に機会やチャンスの平等が無い社会では、

もともと有利な立場に要る人とそうで無い人との間で

自己実現の可能性に大きな開きがあるのは如何仕様も無い事何です。

これが日本人が日本で幸福を余り感じられ無い理由で御座います。

それではここで

2、日本人はなぜ幸福を感じられ無いのか?纏めておきましょう。

1、日本人の幸福度は低い然し実は現在の日本経済は総体的に世界で最も好調である。

又、国全体の経済規模すなわちGDP(国内総生産)が低下するのは人口減少が伴っていれば問題無い。それは国のサイズが小さくなる訳だから必要な税金も減るからである。

2、筆者が日本人が幸福で無い最大の理由だと指摘するのは、

公平なき日本では既得権益者が世襲制により半永久的に優位に立ち続けている為である。

日本は公平ではありません。裁判や企業等至る所で差別も不平等も罷り通っております。

その結果個人の可能性がとことん追求出来るアメリカ等に比べて、日本と言う国は個人の可能性を生かす事が出来無い社会構造になって仕舞っている。

それでは次に

3、日本を捨てる

言う事に付いて解説して行きます。

さて、私達はどの様に日本に向き合えば良いのか?

日本と向き会うには如何すれば良いのかと、言う事に付いて解説して行きたいと思うんです。

筆者は日本を心から愛するのなら一度日本を飛び出せと言うんです。

筆者は様々な日本を良くする為の解決策を提示しそれが高く評価されているんですが、

その様な他の人が、思い付か無い発想が出来るのは抽象度の高い思考をして要るからだそうです。

筆者は日本に付いて考えを巡らせる時、

日本と言う枠組みを超えて考えています。

つまり抽象度の高い思考をして要るんです。

抽象度が高いとは、言い換えれば具体性が低い事も指しています。

つまり抽象度が高い人は逆に自分の事や目先の事と言った具体的な事ではなく、

よりスケールの大きな対象例えば、世界の事・地球の事・宇宙の事・に思考が向かう様になります。

通常日本が抱える問題に付いて考える時日本の具体的現象を考察の対象に仕様とします。

優秀で真面目な人程、日本の政治・日本の経済日本の文化中でも・戦後の政治・バブル期以降の経済企業の文化と一層、具体的な分析を進めて行く事でしょう。

確かにこうしたアプローチも大切です。

しかしあまりにも個別で具体的な分析ばかりを続け枝葉の事実ばかりに注目して仕舞うとその現実の枠内にある物しか見え無くなって仕舞います。

その結果出てくる解決策も現実的ではあっても、

ありきたりで小手先の物になって仕舞う一方、

日本の諸問題を考える時、日本と言う枠よりも抽象度の高い思考を心掛けると如何なるのでしょうか?

日本に留まらずアジア、更には世界まで思考を広げる視点を持ち単に比較するのでは無くもっと大きな視野で物事を捉える様にする、更に日本国では無くそもそも国とは何なのか?

を考える日本文化では無くそもそも文化や言語とは何なのか?

と考えて見る抽象度の高い思考とは例えて言うならより高い視点で全体を見渡すと言う事をすると、より低い抽象度で思考して要る人達の盲点(スコトーマ)も丸見え何です。

だから盲点(スコトーマ)に隠れた解決策を提言する事も出来る筆者の提言が斬新かつ本質的だとするならこれが理由です。

では何故日本の将来を真剣に案じて要る優秀な人程抽象度の低い思考に留まり結果として盲点(スコトーマ)に囚われて仕舞うのか ?

それはつまり日本を愛して要るからこそで御座います。

日本を愛して要るから日本に注目して仕舞う。

日本を愛して要るから日本を特別視して仕舞う。

日本を愛して要るからこそ日本と言う枠の中でしか解決策を探して仕舞う。

詰まり日本人はこの日本と言う国自体が

居心地が良くかえって視野や視点が狭くなって要る状態に陥っているんです。

この自分に取っての居心地の良い空間を脳科学の分野でコンフォートゾーンと言います。

だからこそ日本の将来を心配する気持ちが強い人程、

日本の為になる解決策に辿り着け無いと言う実に皮肉な結果となって仕舞うんです。

本気で日本を救いたい、より本質的で効果的な救国の策を

考えだしたいと思うならまずは日本と適切な距離を取る事が必要です。

あえて日本を突き放すべき何です。

日本を飛び出さなければ日本の事等何一つ取っても何も分から無いのです。

それでも日本を突き放せない愛国者の為に、

もう一つ筆者はアドバイスしております。

日本と距離を取る事であなたは初めて日本と言う国を知り出会えるんです。

先程の抽象度の話を思い出して下さい。

ある問題の全体像が見えるのは一つ上の抽象度で物を見た時だけです。

その問題に没入していては大事な物を見落とす事になるんです。

より日本の全体像を見る為には一つ上の抽象度に上がらなくては行けません。

もっと簡単に言えばですよ、幾ら恋人を愛して要るからと言ってぴったり抱き付いたままでは、

その美しさを知る事は出来ません。

少し離れた所から見るからこそ美人だと分かる日本は世界と言う全体を形作る一つの部分です。

従って日本とは何かを本当に知りたければ世界と言う全体を知らなければ行けない、

世界と言う全体を認識した上で無くては、

その一部である日本の真の姿等を知る事等出来無いんですよ。

ですから

日本は良い国である、

美しい国である、

優れた国である、

と、あなたが考えるのならばそうした日本の長所をしっかりと認識する為に、

一端日本から少し離れて見ましょう。

海外生活を経験した人が日本に帰ってきて母国の良さに

改めて気付くのはまさにこうしたメカニズムによる物何です。

物理的に離れる事も、さる事ながら他国を知る事で、

抽象度が上がる事は世界を知る事で、

全体像をつかむ事が出来るそれが何よりも重要な事何です。

それによって母国を正しく評価出来る様になったんですよ。

あなたが日本を愛し日本を救いたいと本気で考えているなら、

まずは一度日本を飛び出して見る事です。

そしてより高い抽象度から日本を見ましょう。

そして、日本の美点だけでは無く欠点も余すとこ無く認識しましょう。

世界と言う全体の中で日本と言う国が持つ真の価値を見極めましょう。

日本を救う道は日本と正しく向き合う道は、

その時に自然と解決策が見えてくるはずで御座います。

では

3、日本を捨てる。の内容をここで纏めましょう。

1、日本を正しく理解し日本と向き合い日本を愛するなら日本を突き放せ

2、日本を知りたければまずは一度日本と適切な距離を取る事をしてあえて日本を突き放すべき何です。日本を飛び出さなければ日本の事は何一つとして分から無いんです。日本は世界と言う全体を形作る一つの部分です。従って日本とは何かを本当に知りたければ世界と言う全体を知らなければなら無い、世界と言う全体を認識した上で無くてはその一部である日本の真の姿を知る事が出来ない。

それでは本日のポイントの纏めに入りましょう。

1、日本人が抱えている閉塞感の正体の理由を解明し

2、日本人はなぜ幸福を感じられ無いのかと言う理由を解明し

3、日本を捨てると言う事について

解説してきました。

さて皆様如何でしたでしょうか?

本日は日本論をテーマに対して少々熱く語って仕舞いました。

あまり聞いた事の無い様な話が多かったかもしれませんが、

私達が日本人として日本に生きる以上大抵の事は、

日本と言う国に拠って規定されて仕舞っています。

そう言った意味でも自分の生きる日本に付いて

正しく理解し自分の頭で考えて日本の将来に付いて

真剣に考える事が重要になってくる訳何ですよ。

今回の記事が皆さんが日本に付いて考えるきっかけとなってくれたらとても嬉しく思います。

最後にもう一度苫米地英人さんが書かれた書籍「日本を捨てよ」と言う書籍を紹介させて終わりにしたいと思います。


本日の記事は以上になります。

ここ迄記事を最後迄読んでくれた皆様に感謝します。

本間義昌でした。