いけばな心月  一宮校

小豆柳の筋活け⑥

2023.03.06 01:06

枝を花器にセットしたら、曲づけです。

直線になっている枝を曲げていき、立体的な作品になるように仕上げていきます。

作り出される立体感は、流派によって違いがあります。


八代流のお生花の型に、バリエーションはありませんが、

曲のつけ方(仕上げた時の作品の幅感)によって、心のありようを表現します。


幅の短いものを真(しん)と呼び、

心の振れ幅のない、厳かな面持ちとしての表現となるために、

献花式であったり、格式を尊重する場合は、枝をあまり曲げずに活けます。


今回は、五葉舎の会という、お生花・格花の大好きな仲間が集まって、

京都で初のいけばな展を開催するということで、興奮しまくりの、心の振れ幅を

そのまま表現しようという思ったので、

仕上がり幅の長い、行(ぎょう)と呼んでいる曲のつけ方で仕上げることにしました。


まずは、役枝の束単位で、ざっくり曲げた画像が、こちら。