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犬の出張トリミング Family Grooming Mammy's

〜部分別〜グルーミングケアのこだわり

2018.05.14 09:37

シャンプー、耳毛抜き、肛門腺絞り

爪切り、足うら処理

についてのこだわりを書いています。


こだわっているので少し長めになってしまいますが、お時間のある時に是非読んでみてくださいね!



【シャンプー】

一番重要視していることは、

その子の皮膚の状態に合った界面活性剤を選択し、

成分全表記の安全で信頼できるシャンプー剤のみを使用すること。


界面活性剤というとちょっと難しい表現となってしまいますが、シャンプーは界面活性剤の種類で、

洗浄力や皮膚への優しさ(刺激性)が決まってきます。


犬のシャンプーは基本的には雑貨扱いで、

成分も全表記されていない物が多いですが、

犬の皮膚の構造を学び、

シャンプー成分とその刺激性を実験して厳選したシャンプー剤の中から、


その時の皮膚の状態と汚れ具合を見て、

1番適した種類を組み合わせて使用します。


汚れが落ちる原理を考えて、

泡だてたシャンプー剤でマッサージするように柔らかく、

ワンちゃんを怖がらせないように優しく洗います。


犬の皮膚は人よりもずっと薄く弱いです。

おうちで使うシャンプーもこだわってあげてくださいね❤︎

当店のお客様限定でシャンプー販売もしておりますので、購入希望の方はお問い合わせください^ ^


また、皮膚の弱いワンちゃん、

アトピー性皮膚炎や皮膚トラブルを抱えているワンちゃんには、スキンケアコースのオプションをオススメしております!



【耳毛切り】

これまで犬の耳毛は抜くというやり方が主流で、

私たちもそのように習って来ました。


しかし、耳毛抜きをとっても嫌がるワンちゃんって多いですよね。


もし私たちが髪の毛を束で引っ張ってむしり抜かれたら…考えただけでも痛いです(><)


犬だから痛くない、ということはないのです!

確かに犬は痛覚が人よりは鈍感ではありますが、

刺激には人よりも数倍敏感なんです。


泣き叫ばずに、じっと堪えて我慢してしまう子もいます。


そして、耳毛は必要だから生える、ということを忘れてはなりません。

まつ毛や鼻毛がゴミの侵入を防いでいるように、

耳毛も外部からの異物の侵入を防いでます。

さらに、内部に入った異物を外に押し出す働きもあるのです。


ツルツルに抜いてしまうのが美しいのではなく、

ちゃんとその機能を知り、必要なケアと犬の気持ちを一番に考えた上で、基本的には

耳毛を必要な分だけ切るという方法をしています。

中には抜く方が適している子もいますので、

ワンちゃんの反応を見た上でその子に合った方法を選択しています。


【肛門腺絞り】

肛門腺はにおい付けのために本来必要な機能ですが、特に小型犬になるほど筋肉が少なく自分で押し出す力が弱く、溜まりすぎてしまうと肛門嚢という場所が破裂し穴が空いてしまいます。(肛門腺破裂)

肛門の横に貫通した穴からは血膿が出て、痛みを伴います。

だから肛門腺が溜まってきたら絞りましょう。


…というのは、よく言われている肛門腺についての説明ですが、

これにもう一つ付け加えたい説明があります。


肛門腺は犬にとって必要な機能だからこそ、

絞りきっても一定量はすぐに溜まってしまうのです。


中には溜まりすぎているわけではないけれど、

敏感になっていて少し溜まっただけで気にして

ズルズル歩きをして気にする子もいます。


あまり頻繁に絞りすぎてしまうと、

無くなったから体が作らなければ!!

と反応してしまい、肛門腺が溜まりやすい体質へと変えてしまう原因になってしまうこともあります!


肛門腺は溜まっている量を確認してから、

優しい刺激で必要な分だけ絞っています。





【爪切り】

爪切りは、実はプロでもかなり気を使う難しい技術です!

爪切りが苦手なワンちゃんはたくさんいます。

苦手な理由は様々です。

爪の構造上伝わるパチンっという刺激が嫌いな子

爪を切る時の足の上げ方が痛くて嫌がる子

手を握られる時の力の入れ具合が嫌な子

過去に爪切りで痛い、怖い経験がある子


爪切りが嫌いな子の飼い主様は、

おうちの子がどこに当てはまるかプロから教えてもらったことはありますか?


その子の爪を切った時の反応を見逃さず、

何が嫌なのかを理解して、

【爪切り=嫌いなこと】というワンちゃんと飼い主様の今までの思いを変えることが、私の目標の一つでもあります。


それには時間をかけながら、一度強くついてしまったトラウマを、少しずつ消して良いイメージにしていかなければならない、根気のいるトレーニングが必要になるかもしれません。

※その場合は、グルーミングトレーニングコース

を受けて頂けます。


だけど、長い一生のうちに

爪を切るたびにワンちゃんに恐怖と戦わせてしまうのではなく、

少しでも愛犬の気持ちを楽にしてあげられる飼い主さんであってほしいと思っています。


当店では爪を血管ギリギリまで切ることは致しません。

その子の血管の伸びる長さを理解して、

必要な分だけ切ります。


あまりにもトラウマが強く、続けることで酷くしてしまいそうな場合、その日は爪切りをしない場合もございます。


一生必要なケアだから、ワンちゃんの気持ちを大切に考えた爪切りをしております。


そして、最後に私からのお願いがあります。

最初にお伝えしたように、爪切りはプロでも難しい技術です。


爪を切る時は、プロだから安心して任せるのではなく、

愛犬の為に飼い主さんがしっかり見極めた上で、

犬の気持ちを考え、爪についての知識があるプロにお願いしてください。


【足裏のバリカン】

家の中で暮らすようになったワンちゃんにとって、

伸びてしまった足裏の毛は、フローリングなどのツルツルした床で滑る原因となってしまいます。


ワンちゃんが歩きにくくなり、中にはそれによって足を痛めてしまうこともあるので、

1ヶ月以内のお手入れをしてあげて下さい。


足裏の毛には肉球を保護するという役割があり、

お散歩などで硬いアスファルトや、地面に潜む石っころなどが肉球の中の柔らかい皮膚を傷つけてしまうのを防いでくれます。


皮膚が弱い子や中型犬・大型犬など足にかかる重みが大きい子は、

足裏が傷つかないように、肉球の表面に出ている毛だけを処理しています。