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香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

まだまだ青いな

2018.05.24 10:00

ある日の稽古で。



私達、体育館の1室を借りて、練習していました。


稽古の途中で、誰かが練習室のドアをノックしました。


ドアを開けると、屈強な若者が数人、マットを持って立っています。


「練習中すみません。マットを置かせてください。」


私達が使っている練習室、奥がマット置き場になっていました。



屈強な若者達、自分達の練習が終わり、使ったマットを片付けに来たのです。


私達「どうぞ〜」


と、若者達を中に入れました。


若者達、一人一人お辞儀して練習室に入ってきます。


礼儀正しいです。


好感度300%!!


若者達、一人で数枚マットを持って、置き場に置いて行きました。


そのマットの重いこと!


か弱い私では1枚でも引きずることも出来るかどうか…。


マットを置き終わって、皆一人一人お辞儀して練習室を出て行きました。


好感度500%!


最後に一番年長らしき若者が残りました。


若者、爽やかな笑顔です!


若者、スタスタと私の前を通り過ぎ、Qちゃんの前に立ち、お辞儀しました。


そして、Qちゃんをまっすぐ見て、ハキハキとした声で言いました。


「練習中、お邪魔して申し訳ありませんでした、


師傅!」


若者、きびすを返し、ピンとした背筋でドアに向かい、最後にまたこちらにお辞儀して出て行きました。


……。


………。


Qちゃん、キョトンとした表情しています。



うちのコ達、爆笑。


う〜〜ん、若者、まだまだ青いな。


もうちょっと、見る目を養わないとな。


師傅は君の後ろにいたのだよ。



と、同時に師傅のオーラが1ミリもない自分に改めて思い至った私でした。