編み物のスチームアイロンについて
棒針編みでもかぎ針編みでも編み物をしていると、欠かせない(と言われる)アイロン。編み物のアイロンは、スチームアイロンをさしています。(以下アイロン=スチームアイロン)
このアイロンをかけることについて、いろんな見聞きをし、また体験をしてきました。
普段自分のものを編んでいるときは、あまりアイロンにこだわらず、ちょっときちんとゲージをとりたいなと思ったときは、アイロンをしています。でも立体的な模様編みや、小物、毛糸の風合いを存分に出したいときは、アイロンをしません。手アイロンていうのでしょうか。手のぬくもりで編み地をなでなでします。これだけでちょっと変わりますよ。
本などでは、編み地を裏向けてアイロンしましょう、とかポップコーン編みのようなものは表からしましょう、とか教室では表からかけてくださいと言われた事も。本当にいろいろです。
編み方もそうですが、ここでも決まりや正解ってないのでしょう、ご自身の体験に基づいてこのほうがいいかな~と思う方法ですれば良いのだと思います。この体験に基づいてというところが大切です。
でもひとつとても大切な事があります。それはポリエステルなどの化繊が入っている糸について。この化繊が含まれている糸については、アイロン注意です。かけてしまうとペラペラになり一度そういうことになると戻らないのです。糸のラベルには何の素材で作られた糸か載っているので、ここでも糸についているラベルが大切だという事が分かりますね。
また水通しというやり方もあります。海外の編み物で多いような気がします。
セーターなどのとじ、はぎの前に各パーツにアイロンをしてから作業するとしやすくなりますが、そういうところでも臨機応変に対応したいものですね。
経験こそ宝です。失敗も含めて長くゆっくり編み物を続けていきたいと思います。