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タイドラマ「DEEP:覚醒ゲーム」(2021年)Netflix キャストとあらすじ

2023.03.08 03:56

おすすめ度:★★☆☆☆ 眠たいのに絶対寝てはいけない恐怖!


Netflixでタイ映画「DEEP:覚醒ゲーム」(2021年)を観ました!ドイツの製薬メーカーが行う高額な治験アルバイトに応募した4人の医大生の物語。人を覚醒させる「キュラトニン」という物質の研究開発に関する治験で、条件は「寝ずに起きていること」、ただそれだけ。しかし、レベルがあがるごとに期間は長くなり、治験の危険性が増していく…。「寝ると死ぬかもしれない」という恐怖に襲われながら、4人はどこまで睡魔と戦えるのか…。お化けもゾンビも出てこない新手のホラー作品。


医大生4人と高額バイト

医大生のウィン、ジェーン、ジェド、シンの4人は普通の大学生。ジェーンは家庭の事情もあり、まとまったお金が必要だった。ジェーンは「超短期の高額バイト」の情報に惹かれ、ドイツの製薬会社の怪しい治験に被験者として参加する。不眠症や睡眠に関する治験で、条件は「寝ないこと」。腕に「キュラトニン」という体内の覚醒物質を計測する装置をはめて、普通に寝ずに過ごせば大金が手に入る、というものだった。


ジェーンは同じ学部のウィン、シン、ジェドとともにこの治験に参加。ウィンはもともとパリピで、いつも深夜までバーやクラブで大騒ぎしているので、寝ないでバイト代が入るのなら願ったり叶ったりだった。シンは割と普通の女の子で、ジェドの家はお金持ちだけど片想いのシンが参加するので参加した。ジェーンはお金が必要だったけど、あとの3人は軽い気持ちで参加、というところ。


GMMTVのタイドラマ「55:15 NEVER TOO LATE」(2021年)にボクシングジムを経営するテップ役で出演していたケイ・ラットシティチャイ(Kay Lertsittichai)がウィン役を演じています。ケイ以外のキャストは結構、地味めかも。


レベル1からレベル3へ

治験は簡単なレベルから徐々に過酷なものになっていく。その治験レベルに応じて、報酬額もどんどん積み上がる。でもそれは、より命の危険が増すということでもあった。そして、何よりも、寝たいのに寝れない時間がどんどん長くなる、ということを意味していた。


不眠症のように「寝たいのに眠れない」という状況ではなく、「寝たいのに眠ってはいけない」というちょっと怖い状況。それは「寝ると死んでしまう」からなんですが、人は寝ないと睡眠障害を起こして体調はおかしくなるし、幻覚が見えるようになるし、殺気だってくるし、いいことはありません!だから寝ないといけないんだけど、このストーリーでは寝ることができない…。


そして、ウィン、ジェーン、ジェド、シンの4人は後半からほとんどゾンビみたいな状態に。最近のホラーパニック映画ではゾンビを取り入れたものが人気ですが、この映画は睡眠障害でゾンビを演出している、といったところでしょうか…。治験を行なっているのが製薬会社なので、科学技術を用いながらカネとか利権とかを動かそうとしている黒い存在で描かれてはいるものの、ストーリーがあまり深くないので、どこまでいっても「4人が寝れない」という状況の繰り返し…。


正直、もうちょっとひねりが欲しいところかな!