小テストにて。
今日は小学5年生の小テストで、
意外に小学生を悩ませる問題があったようでした。
2(1)の問題がそれです。
他の問題はすんなりと解いてしまいましたが、
一体この問題の何が難しかったのかを
ちょっとだけ解説させていただきたいと思います。
まず、この問題は差がはっきりと書かれ、
和も与えられているので、和差算で解いていくことは明白です。
問題なのは、王道的な多い方に合わせる計算方法の場合、
(24時間+1時間20分)÷2を計算していくときに、
25時間20分の半分は何時間何分か?ということを
正しく計算できたかどうかということでした。
例えば、
25時間20分を24時間80分に変えて、
その半分の12時間40分を導く方法ですとか、
25時間20分の25時間を2で割って
12時間あまり1時間とし、あまりの1時間と残りの20分を
足して80分とし、それを2で割って40分とし、
12時間40分を導く方法ですとか、
あるいは1時間20分の半分が80÷2で40分ですから、
2数の関係より平均の12時間+40分で12時間40分とする
方法でありますとか、
最悪全てを分の単位に揃えて和差算をする方法ですとか、
そういったことが考えられるわけですが、
なかなかそこまでたどり着かずに苦戦をしたようでした。
和差算一つとっても問題によっては色々な別解が
考えられまして、この問題はその一つでした。
ちなみに、小さい方に合わせて計算すると簡単に割れますので、
そういった点でも色々やってみたかどうかが大切でした。
算数の時間は生徒たちは皆好きなようで、
本当学校とは一見無関係なことをしていますが、
数量の関係をしっかり考えるということは、
色々な面で応用的思考をしていく時に助けとなります。
この学年は、予習シリーズ4年上から使い始めて、
綺麗に全てをやっていこうという試みで取り組んでいます。
4年次から通っていた生徒さんは、予習シリーズ演習問題集3年上から
学び始めました。
この学年がそういう取り組みをする初めての学年となっていて、
どう育っていくのかとても楽しみです。