Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

地域に根差す:シーガル調剤薬局

薬局ブログ 3/15 「水分、とっていますか?」

2023.03.15 01:00


スギの花粉が春の訪れを知らせてくれるなか、じわじわと暖かい日が増えております(ヘクシッッ)。

今年も昨年同様、短い春になるのではないかとドキドキしてしまいます。


そんな気温が急上昇しがちな昨今、まだあまり汗をかいていなくても脱水の危険性が迫っている可能性が・・・。
春だからと油断している方はおりませんでしょうか??


さて、今回はそんな脱水について、暑くなる前の今の時期にお話しておこうと思います。


そもそも脱水状態とはどういった状態なのでしょうか?

脱水とは、水とミネラル(塩分など)で構成される体液自体が減っている状態のことを指します。体重が3%減ると軽度の、10%まで減ると重度の脱水状態と判断され生命に関わる恐れがあります。


脱水に陥る原因は大きく2つあり、ひとつは水分摂取量が減ること、ふたつめは水分喪失量が増えることが挙げられます。

水分摂取量の低下についてはいわずもがなですが、喪失量の増加には尿や汗のほか、不感蒸泄と言われる目に見えない水分喪失が関わってきます。

不感蒸泄とは私たちが実感していなくても呼吸や汗、粘膜から水分が出ていくことを指します。

暑くなれば当然こういった水分の量も増えていきます。

中でも、子どもは体内の水分量が多く代謝もいいことから、皮膚から出て行く水分も大人より多くなるので注意が必要です。また、歳をとると体内の水分が減り、若い頃に比べると同じ量の水が排出されても脱水になってしまいます。

こういった理由から「汗をかいていないから」といって油断は禁物です。


脱水はこまめな水分補給で予防することができます。

一気に飲んでも体内で吸収しきれず出て行ってしまうので、こまめに摂取することを意識すると良いでしょう。また、就寝中は何時間も水分が取れない状態になりますから、寝る前にコップ一杯のお水を摂るのもおすすめです。(体を冷やさないよう常温の水がベターです!)


普段の水分補給は水やお茶などで充分ですが、運動する時など汗をたくさんかくときはミネラルを含むスポーツドリンクにしてあげると脱水やその先の熱中症対策になると思います。

脱水の症状が見られるときはすばやく水分・ミネラルを補給できる経口補水液(OS-1など)での水分補給をおすすめします。



早いうちからこまめに水分を摂る習慣をつけて、急な暑さに備えましょう!!