【ファン直伝!】トヨタヴェルブリッツの魅力と現地観戦のススメ
2012年に初めてトヨタヴェルブリッツの試合を現地観戦してからファンになったかもめさん。10年以上チームを見ているからこそ分かるチームの魅力や現地観戦の醍醐味をインタビューしました。
かもめさんとヴェルブリッツの出会い
――10年以上ヴェルブリッツのファンをされているとのことですが、ラグビーに興味を持たれたキッカケは何だったのでしょう?
幼い頃からテレビでスポーツを見ることが大好きで、ラグビーもよく見ていました。そのような中で、本格的にラグビーに関心を持ち始めたのが、2011年にニュージーランドで開催されたラグビーワールドカップでした。当時日本代表だった北川俊澄選手のテクニックに魅了され、ラグビーの虜になったことを覚えています。
――なるほど。それから現地での試合観戦へ行かれるようになったのですか?
はい。ワールドカップ翌年の2012年にはじめて現地観戦しました。
北川選手が所属していたこともあり、トヨタヴェルブリッツの試合を観に行きました。1人で行くのは少し抵抗があったので、娘に「名古屋遊びにいかない?」と誘い、一緒に行きました。娘は名古屋でちょうど同じタイミングで開催されていたタイランドフェアのトムヤムクンが目当てだったようですが…(笑)
――はじめての現地観戦はいかがでしたか?
どんなスポーツでもテレビで観た方が解説があったり、試合全体を見渡せるので、観やすいと思いますが、テレビでは映らないベンチの動きなどを見ることができたのがとてもおもしろく、新鮮でした。
試合展開での人とボールの動きは、やはりテレビでは伝わってこない点を多く感じることができて、とてもおもしろかったことを覚えています。
――それから10年以上ヴェルブリッツの試合を現地で観てこられてるのですね。
はい。住まいの滋賀県から名古屋まで通っています(笑)。現地でのラグビー観戦で印象的だったのは、当時2歳くらいの孫を豊田スタジアムに連れて行ったときのことです。当然、試合時間の80分間は集中して見てられないのですが、ラグビー会場に響く大きな音と選手のプレーを目の前で見て、子供がすごく見入っていたことが印象的でした。サッカーや野球も連れて行ったことがありますが、どこを見ていいかわからずに、すぐ飽きてしまうような感じでしたね。
ヴェルブリッツの魅力とは
――かもめさんから見て、トヨタヴェルブリッツの魅力はどのような点があるでしょうか?
昔からトヨタヴェルブリッツの魅力はスクラム*や、ドライビングモール* でグイグイ押していくフォワード* が強いところだと思います。バックス * の選手と同じくらいフォワードの選手もトライ* を取っているのはトヨタの特徴だと思います。
ただ、最近は外国人のコーチが増えて、スピーディーなゲーム展開も増えてきたので、足の速いバックスがどんどん入ってきています。ちなみに、髙橋汰地選手や山口修平選手、ヘンリージェイミー選手など、足の速いバックスは漏れなくイケメン揃いです(笑)
*スクラム :試合を再開するセットプレーのー種
*ドライビングモール:モール(密集の中でボールを持っている状態)のまま相手を押し込んでいくプレー
*フォワード:前面に構えるポジションをさす(背番号1〜8の8人)
*バックス :後面に構えるポジションをさす(背番号9〜15の7人)
*トライ :ラグビーにおける得点方法のー種
――ちなみに、かもめさんのイチオシ選手は誰ですか?
古川聖人選手がイチオシです。古川選手には伸びしろを感じていて、次のワールドカップに行けるかもしれないという期待もあり応援しています。
ファンの方は、それぞれ推しの選手を見つけて、試合の出場に一喜一憂するのも、ラグビー観戦の魅力の一つですね。
――そういった楽しみもあるのですね。他のファンの方とのつながりはありますか?
私は1人で見に行くことが多いのですが、いつも会場で会う人とは自然と仲良くなったりします。昔、試合後に選手と軽食を共にできるアフターマッチファンクション* というものがありました。ファンクラブ会員の中から抽選で5名ほどが選ばれるのですが、その頃試合を見に来ているのは、トヨタの工場のおじちゃんたちばかりだったので、ほぼ毎回抽選に当たるような状況でした。当然ながら、私と同じようにほぼ毎回抽選に当たる人がいたので、そういった方々と自然と顔見知りになりました。今では、試合の後は一緒にご飯食べに行ったり、SNSでフォローし合って親交を深めています。
*アフターマッチファンクション:試合後に行われる交流会のこと
――ヴェルブリッツという共通で応援するものがあり、仲間が増えていくのは素敵ですね。他にトヨタヴェルブリッツの魅力を感じるポイントはありますか?
ホームである豊田スタジアムは、日本でトップクラスに観戦しやすいスタジアムだと思います。他のスタジアムは屋根がない場所や、陸上競技場のトラックがある場所を使うため、選手を遠く感じることがあります。その点、豊田スタジアムの設備は本当に素晴らしいと思います。
駅からは少し歩きますが、歩いている間に高揚感に包まれていくのも一つの楽しみです。
グッズ、スタジアムグルメについて
――ラグビー観戦に必須のグッズアイテムなどはあったりするでしょうか?
私はトライが決まればミニフラッグを振ったり、選手入場時には選手名入りのタオルマフラーを掲げて応援しています。その他にもゲーフラ * を作って応援する方や、名前を書いた手作りうちわを持ってくる方もいます。
あとは、シーズンは寒い時期に行われるので、ブランケットやカイロなどの防寒グッズも必須です。
* ゲーフラ :ゲートフラッグの略でスポーツ観戦の際にファンが掲げる応援旗のこと
――スタジアムで販売しているグルメについても教えてください。
ラーメンやご当地の名古屋メシなど様々なグルメが売られていて、いつも列ができています。ヴェルブリッツカラーの緑色のカクテルや、五平餅などスタジアムグルメはラグビー観戦の醍醐味ですね。
特に今年のヴェルブリッツはグルメにすごく力を入れていると感じます。もちろんグルメだけでなく、イベント関係やグッズなども、非常に力を入れている印象なので、是非観戦に来た際は覗いてみてはいかがでしょうか。
――なるほど。それは楽しみがまた一つ増えますね。
試合情報のチェックについて
――試合の情報はいつもどのようにチェックされてますか?
ラグビーは基本的には48時間前にスターティングメンバ―が発表されるので、土曜日の試合であれば木曜日の試合開始時間に発表されます。私はヴェルブリッツのホームページかリーグワンのホームページでチェックするようにしています。
スターティングメンバ―の情報だけでなく、その日のイベント情報などもチェックすることで、試合時間の80分だけじゃなく1日のイベントとしても楽しむことができるので、事前に自分の行動スケジュールを考えるようにしています。
ヴェルブリッツの公式ツイッターでもさまざまな情報が発信されているので、それをもとに計画をたてるのもいいかもしれません。
――現地観戦においては事前の計画が大切なのですね。
試合のことは選手に任せることしかできませんが、当日のイベントやグルメは自分の方からアクティブに行けば、より楽しむことができると思います。
初めての現地観戦する方へのメッセージ
――最後に初めて現地で観戦する方へメッセージをお願いします。
ラグビーはルールが難しいと感じられる方が多いかもしれませんが、私自身含めてルールを全て把握されている方は、少ないと思います(笑)
基本的に審判の判断をもとに試合が進むので、初めてでルールを知らないことが恥ずかしいとか、気後れする必要もないので、気軽に観戦に来ていただければと思います。
また、ひとりでの観戦が恥ずかしい方もいるみたいですが、まったく気にする必要はありません。現にひとりで来られてる方も結構多いので心配は無用です。是非一緒にヴェルブリッツを応援して盛り上げていきましょう!
――かもめさん、ありがとうございました!