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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編1』

2018.05.14 22:30

「じゃあ次の日曜日ってことで、伝えておくね」




「ほんとにいいのかなぁ?三代目の、しかも登坂君と今市君だろ?緊張してきた…」




俺と並んで歩いてるのは、同い年の友人。




体格がよくて、人懐っこい笑顔がトレードマークの陽翔(ひなた)の父親だ。




学生時代からの付き合いだが、怒ったところを一度も見た事がない。




共通の友人で、これまた笑顔を絶やさない優しい女性と結婚し、陽翔を授かった。




まとまった休みが取れる時は、たまにベビーシッターもかって出る。




まだ結婚の予定どころか、恋人もいない俺にとっては、友人夫婦の一人息子と一緒に過ごす時間が何よりの癒しになる。




先日、上野動物園の帰りに隆二から預かったメモを渡し、両家族の都合が合う日に、陽翔を臣のマンションに連れていく事になった。




隆臣の初めての友達・陽翔。




また一緒に遊ばせてあげたい。




人見知りで、一部の大人にしか打ち解ける事ができなかった隆臣の成長を誰よりも喜び、大切に育もうとした隆二の配慮だった。




友人夫婦も、相手の親が三代目のツインボーカルということもあって、最初は気後れしていたが、陽翔の喜ぶ顔を見てすぐに快諾した。




陽翔の通う保育園が見えてきた。




参考までに、保育園の様子も見ておきたくて、

今日は友人と一緒にお迎えにやって来た。




こじんまりして少人数制の保育園みたいだし、臣のマンションからも近い。




臣と隆二の子供は三代目の子供でもある。



雰囲気が良くて空きがあれば、陽翔と同じ保育園に通わせてやりたい。




お節介だと知りつつも、行動せずにはいられない。



それ以上に、隆臣と陽翔の出逢いには、何か運命的なものを感じていた。




「パパー!…あっ!?なおたーん!!!」




保育園の門扉の中から、ちぎれんばかりに手を振る陽翔の姿が見えた。




「陽翔!動物園以来だね‼」




お日さまみたいな明るい屈託のない笑顔。




Bebyの時から見てきたけど、泣いてる顔を見た事がない。




陽翔の後ろからフワッと包み込む優しい手が見えた。




「陽翔くーん、お着替えしなきゃね」




「マリアせんせ、パパとなおたんが来たよ」




「なおたん?」




ボーイッシュなショートヘアで小柄な女性が俺達の方を見た。




「え?うそ…三代目のNAOTOさん!?」




爽やかな風に乗って、甘いキンモクセイの香りが届いた。




つづく




妄想夢小説です。


編集上、今回はヒロインに名前がありますが、

ご自分をヒロインに置き換えて読んでみて下さい。



不定期更新になります。