後々の世代にどんな人生を用意したいのか。
一族の土地「祖国」とは、後々の世代にどんな人生を用意したいのか、という具体的な意思表明でもあります。今日は仲間と祖国のプロジェクトについてミーティングをしてまして、いや〜、刺激的でした。
アナスタシアが6巻で話すところによると、たとえ1haの土地を得ていなかったとしても、その願いを本に書き始めたらいい。子供たちにどんな世界を残したいのか。どんな鳥のさえずりが聞こえて、どんな花の香りがする人生を与えたいのか。どんな食べ物を味わわせ、どんな木陰で憩って欲しいのか。
それを内なる叡智に尋ねて書き記す時、そこには真実が顕れる。
僕らみたいなはじめの世代は、もしかしたらほとんど何もできないかもしれない。
それでもいいんだ、って書いてあるところにすごく希望を感じるんですよね。そういう人が書く一族の書について語られている箇所がまたたまらない。
「『私は貧しく、老年になってはじめて人生の意味について、子どもたちに与えたものについて考えるようになった。そして、我われ一族の空間の設計図をつくった。それはおまえたちのためのものだ。我が子たちよ、私は本に詳しく書き残した。私自身が成し得たことは、果樹園に果樹を九本植え、林ができるはずの場所に木を一本だけ植えたことだ。』
年月が過ぎ、孫がその本を読み、おじいさんを思い出す。そしてたくさんの木々が生えている一族の土地の中で、力強く生える荘厳な杉や樫の木の下へ歩み寄る。
愛と感謝にあふれる息子の意識が空間へと飛び立ち、おじいさんの意識と合わさる。すると新しい存在の次元空間が、二人のために生まれる。永遠の生は人間に十分に与えられている。地球と宇宙の惑星の開拓とは、すなわち、一人ひとりが自分自身を変容させることなの。
一族の書が、子孫たちに善い知らせを伝えるのを助け、書き始めた人の魂が地球で再び人間に具現化するのを助ける。」
自分の中の愛につながり、その愛を込めたなら、たとえ実際には木を一本植えただけでも、そこには真実の愛が宿ることが僕にはわかる。いや〜、ふるえる。