岐阜遠征 馬坂峠 前編
これはある意味リベンジの記録。
5年前に敢行した岐阜遠征、しかしその前半のデータをすっ飛ばすという事故が発生したことにより公開できなかった記録です。
今回改めて前回公開できなかったこの峠をレポすべくこの地に降り立ちました。
徳山ダムエリアの中でももっとも有名な峠、レポスタート!
徳山ダムのランドマーク、徳之山八徳橋を冠山峠方面に渡り切ってすぐ、この写真の交差点は現れます。
交差点とはいえ、ここも橋の上なので橋上分岐という都市高速かと突っ込みたくなるような技法を用いているのも注目度が高いですね。
ここはダム湖の上なので、交差点を作るだけの土地がないというのが大きな理由です。
橋上分岐の様子がよくわかる構図。
そしてここに今回行く道の情報も出ています。
岐阜県道270号藤橋根尾線(ふじはしねおせん)
実はこの道を通るのは4回目。
うち2回はレポしようと思って通りました。
しかし1回は上記の破損、もう1回は大雨によって途中退避。
結構因縁の道だったりしますが、今回は大丈夫!
振り返り見えるのは国道417号。
いわゆる徳山ダム区間と呼ばれる高規格道路区間です。
冠山峠道路の開通は2023年度中とのこと。
これ繋がると岐阜が近くなるなぁ。
ちなみに徳山ダムの高規格はこっちにも延伸中です。
岳洞山桜トンネル(たけほらやまざくらトンネル)
ローカルネーミングトンネルがこちらにも存在しています。
そしてこれが高規格区間最後の橋。
五平能舞橋(ごへいのうまいはし)
ちなみにこの橋の名前はこの先の峠を藤橋城主である徳山五平が越えて根尾村で脳を楽しんだ史実に由来するそうです。
最後にはもってこいって名前ですね。
満水状態の徳山ダム。
人の力は凄いなと改めて思います。
ここまで地形を変えれるんですから。
この下に沈んでいる徳山村に別れを告げて、五平と同じく峠へ向かいましょう。
これこれ!
岐阜県の県道峠はこうでなくちゃ!
高規格道も嫌いではありませんが、峠道といえばこれですよね。
ここからが本番です!
これが目的でなければ、何勝手にテンション上がってんだとブチ切れられそうですが、僕たちはこれを目的にここにいると言っても過言ではありません。
むしろガードレールがあるだけまだマシだろ、何言ってんだと逆切れしてやりましょう。
新緑に映える切通し。
これは拡幅されてはいるでしょうが、五平のころからあったものかもしれません。
過去の人物と自分を重ね合わせることが出来る。
これも道の探索の醍醐味の一つですね。
徳山ダムが産み出した徳山湖へ注ぐであろう沢を跨いでいきます。
こういう沢が一級河川揖斐川の源流だと思うと感慨深いですね。
木曽三川公園とか大学時代よく行きましたよ。
指写ってるな。。。
コロナで撮影技術も落ちたか。
元から?
否定はできない・・・。
大分標高が上がってきました。
勾配は急というわけではありませんが、一定勾配でずっと登っていく感じですね。
継続は力なりです。
おっと狭くなるのか。
まぁまだ余裕あるし大丈夫でしょう。
もっと狭い山道を経験してる僕にとっては余裕です。
狭くなるのはいい。
土砂崩れもまぁいいだろう。
しかし土嚢の上にジャングルはどうなのよ。
まあまあ放置されてるぞこれ。
ちなみに現在地は岐阜県揖斐郡揖斐川町(いびぐんいびがわちょう)。
植林地ではないこの新緑の景色も納得です。
地図をご覧ください。
そりゃあ山深いよね。
国道417号と国道157号の梯子路線という位置づけですが、道が険しすぎて梯子というよりHになってる。
それほど険しい山地に分け入っています。
道以外の人工物が見えねえ・・・。
しかし地図を見るからに揖斐川町側の峠道はそれほど長くないことが確認できていました。
ということはそろそろ来るはずです。
現在の峠は闇を湛えておりました。