Plant-based Food Diet Therapy ワンポイントレッスン357 五行と五味 マリアージュを上手に暮らしに取り入れるために♡
インスタでアップした今日のハーブティー。
コーヒーもそうですが、淹れる過程も
ちょっとした癒しタイムになりますね!
こんにちは!みゆきです🇺🇸
今日は少し五味からお話ししていきましょう。
五味とは五行の考え方に沿って食材の味を
5分類したもの。
では「五行」とはなんでしたっけ?
ここのレッスンの初期の頃にさらりと
触れましたね。
今日はしっかり押さえていきましょう。
東洋医学の基本となる考え「陰陽」のほかに
もう一つあるのが「五行」です。
自然界も人間の体も、全てのものを
五つの要素(木火土金水)に分け、
それらの関係を考える方法のことを
五行と言います。
それぞれに
「木・もく」
草や樹木の事で、葉や枝がどんどん伸びる様子から
柔軟に広がる、伸びやかの象徴。
「火・か」
炎や熱の事で、暑さの象徴。勢いが強くて上昇しやすい性質を表します。
「土・ど」
土の持つ豊かさや濃厚さ、どこかどろどろした感じを表します。そこから色々なものが生まれたり、作られたりする事の象徴。
「金・きん」
金属や鉱物の持つ、鋭くて乾燥していて、透明感のある性質を表します。さらさらしていて清らかさの象徴。
「水・すい」
重くて下方に流れ、地面を固める為に潤いを与える、どっしりした性質を表します。冷たさや寒さの象徴です。
これが五行に性質です。
以上の事を考えながら
改めてこの図↓をみると、
学びが深まると思います
そして
食物の味によって
酸、苦、甘、辛、鹹の5種に分け
それぞれに肝、心、脾、肺、腎という体の
働きと関係すると考えられています。
では、それぞれの五味を見ていきましょう。
<酸味>
酸っぱい味には、収斂作用といって柔らかいものを固めたり、漏れ出るものを止める作用があります。
これらは、鼻水がよく出る、よく汗をかく、
水様便、頻尿などの症状を抑えるのに効果的と
言われています。
汗をかいて喉が渇いた時に、レモンジュースや
梅ジュースを飲んだり、下痢の時に梅干しを食べるといいというのは、この効果を上手く利用した
アイディアなんですね!
<苦味>
苦味には火の勢いを鎮める働きがあります。
熱による咳、出血、胃痛を止めたり、
余分な水を渇かす働きもあるので、胃もたれや
下痢などの胃腸症状にとても効果的です。
口内炎や食欲不振には茗荷、咳や胃弱にフキ、
といった使い方をします。
ただし食べ過ぎはいけません。反対に胃腸に負担を
かけてしまいますので少量を頂きましょう。
<甘味>
胃腸の働きを整えて、「気」「血」を補い、
腹痛や痙攣などの急な症状を和らげてくれます。
胃痙攣の時は、いちじくと蜂蜜を用いると効果的です。
また虚弱体質の改善をする働きを持ち合わせていますので、疲れた時に甘味が欲しくなるのは、その為なのです。
<辛味>
辛味は、「気」「血」の巡りをよくして、
発散や発汗を促します。辛味は「気」を体の表面に
引っ張っていくような作用があるため、
風邪などに対して体の防衛力を高めたい時に
役に立ちます。
また「気」「血」が流れると、痛みも取れます。
風邪で喉が痛む時は、生姜やネギを食すると
楽になりますし、捻挫や打撲をした時は、
その部位に辛子湿布がいいと言われています。
私はクレイを使いますが、
クリームベースに、カイエンペッパーや
ターメリックを少量ブレンドするのも
良いお手当てになります。
<鹹味>
鹹味とは、塩辛い味のことを言います。
鹹味を持つ食品は、乾燥を潤し、固まったものを
柔らかくする作用があると言われています。
また「腎」と関わる作用を持つと言われ、
便秘を解消したり、尿の出をよくしたり、
下腹部の痛みを和らげてくれます。
昆布やクラゲは、髪の艶を良くし、便秘の解消に役立つのは、この作用によるからなのですね!
単に、お味だけでなく
それぞれに私達の体に役立つ作用が
ちゃんと備わっている事が
よくお分かりになったと思います!
この五味を知っておくと
ワインや日本酒とお料理とのマリアージュや
食材の合わせ方が上手く結びついてくると
思います!
では今日はこの辺で。
いつもありがとうございます!
皆様の生活に役立ってくれたら嬉しい🥰
みゆ♥️
今日、Trader Joe'sというマーケットへ行ったら
こんなジュースが売られていました!
カカオの実肉のジュースです。
私も初めて見ました。
お味はとってもフルーティー。
チョコミントのような感じかなー
ミントが入っていないのに不思議☺️
日本ではカカオパルプと
言われているみたいですね。
植物ってほんと捨てるとこなし!です。
見つけたらぜひ飲んでみてー