現場の段取り③ 職人の手配は計画的に
2018.06.21 21:00
現場の段取りは、作業量に見合った工程組みと事前の人員確保が鍵になる。
予定共有でダブルブッキングなどは防止しよう。
ありがちなのが、職人のダブルブッキング。「ダブルブッキングしないことは当たり前のことですが、以前は意外と発生していました。現在は社員にiphoneを貸与しカレンダー共有機能を使用することでほぼ改善されました」(某営業マン談)
このように、職人手配をスムーズにする工夫も必要なようだ。
段取り名人のアドバイス
某営業マン①
契約前から職人の確保に目途をつける
月初めの全体会議で大工の工事予定を現在商談中の見込み客も含めて確認します。職人さんの空き状況を確認して商談に挑むので、契約後もすぐ職人さんの手配がつきますし、その後の工事も計画的に進んでいきます。失注すると職人さんの仕事に空きが出てしまうので、使命感と責任感が生まれ受注の取りこぼしも防げます。
某営業マン②
大工作業の読みは慎重に
水道・電気・クロスなどは行なう作業が明確なので日程が読みやすいですが、解体や木工事は間違えやすい。そこで現場に乗り込む前に事前に工程会議を開きリフォームの規模や内容を知ってもらいます。事前に“5日じゃ終わらない” “あと3日は欲しい” などが発覚し、着工後の遅れを防ぐことができます。
職人の手配を計画的に行うことは、工事日程に影響しないためにもとても重要なポイントのようだ。