SECKINGER ゼッキンガー
お世話になったPhilipp(フィーリップ)さん
Germany ドイツ Pfalz ファルツ州の
新進気鋭のワイングートです
専門誌「ファルスタッフ」
の評価は
AUSGEZEICHNET(素晴らしい蔵)
2012年
ご両親が立ち上げ
現在
4兄弟で運営とのこと
インスピレーションをもらった
沢山の
空き瓶
これとか
すごくない?
美味しかったんだよ~
おー
ファルツのリースリング
なんと1937年
隣には
アルボワ・ピュピランのオヴェルノワさんの
ワインがあったので
4年前に訪問したんだよお
着物着てね
とても喜んでくれたよ
おお、そうなのかー
と
早速テイスティング
スタ-ト
まず
エントリークラスから
木村屋で人気の
ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)
最初に
軽いネタを振って
つかみは
オッケー
もちろん
ワインの説明は
真剣に
ナンシーも
分からないことを
どんどん質問
お互い分かりづらい時には
グーグル先生に仲介してもらいます
本数が多いからさ
と
どんどん注いでくれます
全部で
16本
僕らのために
朝から予め
抜栓して
空気に触れさせて
開かせてたんだよ
とのこと(謝)
上級ライン
ランゲンモルゲン
いい色合いでしょう
エルダーフラワーの香り
あり
のリースリング
和やかに
テイスティングが進み
息子テオくん
登場
(左は弟・四男君)
ちょー可愛い
ドレスデンで開業医をしてらっしゃるという
叔父叔母様からリクエストがあり
記念撮影
(キモノは素晴らしいね!とのこと)
書類を持ってるのは
フィーリップさんのお母さま
(ボクと同い年でビックリ)
この日の
ナンシーは
美味しい!美味しい!と
スピッティング(吐き出すこと)せず
グビグビいきます
奥様が
テオ君を迎えに来ると
いぬ登場
名前は、ネロ
どっかで見たなー
と思ってたら
じゃあ次はコレだね
と開けてくれました
あー道理で
見たことあると思ったわ
ネロの白は
日本未入荷
色合い濃いめですが
味わい軽め旨みしっかり
ヴァイスブルグンダーと
ムスカテーラーのブレンド
アルコール度数は
9.5%(ここ重要)
次に
国際品種の
シャルドネ、ソービニヨンブランに
移ったころから
酔いが回り
「えーちくろい」っぽくなり
記憶がやや曖昧になる
(なんかピンカラ兄弟っぽいな)
どんどん開けてくれる
フィーリップさん
最後に
ラーゲンヴァインLagenwein(畑名ワイン)
ペーターショーレ(リースリング)
と
パラディーズガルデン(ピノブラン)
事前にリクエストしていた
マイカマー カペレンベルグ(シャルドネ)
と
リンセ(シャルドネ)
冷涼な気候で造られるドイツシャルドネは興味深いのです
ナンシー
ちょっとヤバくないか?と思った頃に
テイスティング終了
(時すでに遅し)
蔵と葡萄畑を
見に行こう、と
車で移動
気になるクルマは
メルセデスCクラスの6MT!
でした
醸造場に
到着
主に
ステンレスタンクと
大樽
そして
小樽を使います
昨秋収穫した
2022年
先ほど
アルコール度数9.5%(ここ重要)
と書きましたが
すべてのワインは「食中酒」であるがゆえ
14%は高すぎる
(同感)
うちの基準は
MAX 12.5%
通常は
10.5%~12%に設定しているよ
とのことでした
2022年は「超優良年」で
雨が少なく、夏が程よく暑く
質・量ともに大満足
仕上がりが楽しみだそうです
味わい(旨み)を出すために
発酵はゆっくり低温で
アルコールは抑えめに
さて
畑に移動
と、、、
ここでトラブルっ
ナンシー
ううう・・・と
1回目
この先に
見せたいものがあるんだ
と
到着したのが、ココ
この断層が
この土地の象徴(ジオトープ)なんだ
ジオトープとは
地形や地質の条件を反映する要素らしく
この断層は、ドイツで最も重要なジオトープのひとつだそうです
ハーネンビュールのラインラーベン縁断層は
田舎町ダイデスハイム (ラインランド プファルツ州) 近くの小さなジオトープ
森の端から東へ約 150 メートルのところに
ドイツ ワイン街道とプファルツ アーモンド トレイルが南北に平行に走っており
歴史的な舗装のある小道がこれらから西に分岐し数メートル後
森への野原の小道として続きます
南側には断崖が続き
地球の歴史を垣間見ることができます
ジオトープのすぐ西側では
葡萄畑の風景が森に変わります
断層では砂岩が波打っている
斜面の壁のプロファイルには、明るい黄土と黄土色の砂岩が出会う場所があります
この遷移は、ラインラーベンランド断層を示しています
砂岩とは対照的に
黄土は溝が形成されると深みに沈みます
その結果
通常は重なり合っていた年代の異なる 2 種類の岩石が
隣り合わせになりました
砂岩は断層の近くで褶曲しており
黄土ブロックの滑り運動によってここで圧迫されています
このプロセスは13 万年前に始まったそうで
畑の小道の隣の崖ではハールト エッジ ゾーンに比べて
アッパーライン地溝が沈んでいる場所に断裂があることがはっきりとわかります
と
いうことで
つまり
この断層の地質が
葡萄畑に繋がり地層を形成していて
葡萄の栽培に特徴を与えている、ということみたいです
上空からだと
断層がハッキリ見えますネ
特級(グローセラーゲ)や
一級(エアステラーゲ)は
石灰岩が占める山側に広がっていて
2012年に開始したビオディナミへの移行も2018年で終了
ワインは益々エネルギッシュになったそうです
ワイン造りにおいては畑における生物多様性を守り、土造りを大切にする
プレパラシヨンの使用の他に、雹などがあるとカノコソウを撒き、ブドウ樹を落ち着かせる
この土地の土壌は
主に粘土、雑色砂岩、レスから成り
農作物はほとんどなんでも育つくらい肥沃な土壌
この土地のテロワールをみて
これから造られるワインがとっても楽しみになってきました
さて
ナンシー
帰りの車で
ううう・・・と
2回目
トータル16本
(吐き出さずにテイスティングしましたからねー)
フィーリップさんが
Neustadt 駅まで送ってくれて
お土産まで頂いてお別れ
試飲から醸造場、葡萄畑まで4時間に渡る見学
ほんとうにありがとうございました
お別れのハグ
をして
窓口で
列車の切符を買う
Neustadt (Weinstr) Hbf→strasbourgまで
約2時間
そうそう
切符を買ってる間に
ナンシーは
料金制のトイレに
駆け込んで
3回目を終え
やっとスッキリしたようです
仏・独の国境
ヴァイセンブルグ駅で
乗り換えた時は
意識ハッキリ
したものの
フランス国鉄に
乗り換えた
途端
撃沈・・・
爆睡モードに
入っちゃったね~
と
知らない人から
イエイ!
彼は
ストラスブール近郊に住む
クレモン君
着物を着ていたので
話しかけてくれて
今から友達と飲みに行くんだ
日本テイストの料理でスゴクいいお店だよ!
とお勧めしてくれました
フランクな人達
ストラスブール
ほんと良い街です
早朝から夕刻まで
ドイツへの訪問は、思い出たっぷりの
ワイン旅となりました