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花粉症の今、あえておすすめしたい!ヒノキの森林浴効果

2023.03.20 23:07

スギ花粉がピークを迎え、次にやってくるのはヒノキ花粉。


私の夫は、長年、スギ花粉による花粉症で悩まされていますが、それが治り始めると、今度は私が鼻水やくしゃみが出始めます。


ちゃんと検査したことはないけど、多分、私はヒノキの花粉症なのではないかと薄々感じています。



当サロンでは、日本産の精油を扱っているため、アロマトリートメントには、もちろんヒノキも使用しますが、この時期になると、「ヒノキ」という言葉だけで「私は花粉症なので」と拒絶されてしまうお客様もいらっしゃり残念に思います。


きっと「ヒノキ」という言葉で、辛い記憶がよみがえってくるのでしょう。

聞くだけで鼻がムズムズするとか、気分が悪くなるそうです。


無理にはおすすめしませんが、この時期、ヒノキが悪者になっているのは放っておけない!

そこで、今日は、ヒノキの名誉のためにも、その素晴らしさをお伝えしたいと思います。


まず、お断りしておきますが、ヒノキの花粉のアレルギーがあるからと言って、ヒノキの精油でアレルギーが悪化することはありません。


ヒノキの花粉症は、花粉が目や鼻や喉などの粘膜に付着してアレルギー反応を起こします。

一方、ヒノキの精油はヒノキの木部や葉を水蒸気蒸留して、100℃で気化した芳香成分を冷まして抽出するため、この過程でヒノキ花粉が直に混入する可能性はないと考えられるからです。


そもそも人工材の原料として、スギやヒノキを植えたのは人間です。

木曽檜で有名な長野県木曽村では、天然林が残っていますが、花粉症の原因になっているヒノキは無計画に植えられた人工林です。

勝手に植えておいて、迷惑がられてはヒノキがかわいそうです。


ヒノキの悲しい運命は、戦後からの復興や高度経済成長などによって多くの木造住宅が建築されることで木材需要が高まり山から大量の木が伐採されたことによります。

森林が荒廃し、全国ではげ山が広まり、台風などの自然災害によって各地で甚大な被害をもたらしたため、成長の早いスギやヒノキが植えられたのです。


余談ですが、「率直(すぐ)になる木」からスギと呼ばれるようになったそうです。



ヒノキは、世界でもトップレベルの有用樹木です。


木目がまっすぐで光沢がある見た目の美しさ、爽やかな香り、耐久性と強度があるのに加工しやすい、腐りにくく殺菌作用があるなどがその理由です。

古来から建材用や工芸品の高級素材として寺社建築には欠かせない建材で、世界遺産の法隆寺、正倉院などにも用いられています。


伊勢神宮の20年に一回の遷宮行事で1万本の檜が使用されたことは記憶に新しいと思います。

その時も、木曽檜が使われたそうです。


ちゃんと増えすぎないように20年に1回、伐採して使用する。

日本人のスクラップビルドの精神が、日本の森を守ってきたのですね。


そして、ヒノキには燃えやすいという特徴もあります。

ヒノキは揮発性精油が多いため木をこすり合わせると簡単に火がおこることから「火の木」と名前がついたそうです。

ですから、使い終わってからも処分に困ることはありません。



ヒノキというと、温泉が大好きな私はすぐに檜風呂を思い出しますが、日本人はそうやって暮らしの中にアロマを取り入れてきました。

「アロマ」とは芳香ということなので、何も精油だけを指すわけではありません。

檜風呂は、香りを楽しみたいということと、加工しやすく腐りにくいという利点が合致して生まれた日本を代表するアロマ文化の一つです。



ヒノキの精油には大きく分けて2つの効果が期待できます。


木部は、鎮静効果が期待される成分で、日本人の多くが懐かしいと感じる木の香りでリラックスできます。

葉部は、酢酸系の成分が多く含まれるので、スキッとした爽やかな気持ちになりリフレッシュできます。


そして、木部と葉部をブレンドすれば、リラックス&リフレッシュのダブル効果が期待できます。

ひとたび香りを嗅いだ瞬間、まるで森の中にいるような森林浴を思わせる香りになります。


(yuicaの生産元である正プラスは、ヒノキの精油が、木部と葉部の成分が97%以上異なっていることを世界で初めて証明しました。)



私は、この森林浴効果は病気や介護で外に出られない方に、ぜひ試していただきたいと思います。


老人介護施設や緩和ケア病棟などの人生の完成期には、木の香りを好まれる方が多いそうです。


フランス発祥のソシオエステティックでは、病院や老人ホームの現場では、安全性からラベンダーやティーツリーをすすめられますが、わたしは日本の精油に可能性を感じています。


特に高齢者や男性は、香りに対して保守的なため、日本の木の香りであるヒノキなどは馴染みがありほっとしていただけるようです。


ヒノキのことを「ジャパニーズサイプレス」と呼ぶそうですが、日本人にブラインドテスト(目隠しをして香りを嗅いでもらう)の結果、ヒノキとイギリスのサイプレスでは、ヒノキの方が好きだと思う人が多かったそうです。


やはり、日本人は日本の香りに好感を持つことが証明されました。



忙しくて出かけられない方、気分転換したい方

ぜひ、ヒノキのアロマトリートメントを受けに来てくださいね。


○全身の疲れ、肩こり、冷え、ストレス、倦怠感、むくみに

バリ式アロマトリートメント(80分)   13,200円


その日の気分や、体調に合わせたyuicaの森のアロマオイルで、つま先から首筋までのマッサージを行います。

お好みの香りに包まれながら、リラックスしませんか?