仕事の区切りとキャパシティ
あー、やっと仕事終わった、嬉しい!
これが達成感。
皆さんはどのタイミングで感じますか?
一日の就業が終わったら?
一つの業務が終わったら?
一つの案件が終わったら?
一つのプロジェクトが終わったら?
人それぞれだと思います。
一般的にビジネスの世界では、マルチタスクで動いています。
なので、完全に「仕事が終わり」0になる瞬間って、ほとんどないんですよね。
ですので、この達成感をどこで感じるかが、実はモチベーションを維持する大事なポイントだったとします。
達成感のある仕事と言う言葉をよく聞きますが、達成感とは自分の価値観であって
誰かに達成感あるでしょ?と聞かれてもピンとこない事が多いはずです。
終わりが見えない仕事が終わった瞬間は、肩の荷がおりるでしょうが
そこにたどり着くまで、終わりの見えない長い道をずっと走ると疲れてしまいますよね。
「達成感」も感じることなく、疲弊した結果、ゴールを見失う事もあります。
その様な時は、小さいゴールを自分で設定する事が大切です。
そのために計画を立てるという手段もあります。
長い仕事を進めるとして
最初に区切りを自分で設定すると
その時に目指す場所が明確になります。
マラソンも給水所があります。
短距離走と同じスピードで走り抜けようとすると、普通の人なら疲れてしまいます。
無計画な場合に途中で疲弊してしまうのはこれと同じですね。
仕事の場合、その給水所に当たるのが
自分で決めた小さなゴールの達成感です。
モチベーションを維持して仕事が出来る人は、その様にしてる傾向があります。
道筋を区切りまで丁寧に教えてくれる上司がいたら、あなたはとても恵まれています。
今日終わらなくても
明日終わらなくても
それが計画通りで
期日までに余裕を持って終わらせればいいんです。
終わらせるというのは
自分の仕事を「上司の確認を含め」完遂させるという事で
これだけで、長い道のりに感じてしまいますよね。
難しく考えずに
まずは一本の道筋を立てて、自分の区切りを決めましょう。
自分の達成ポイントを作って、少しずつゴールに近づいていきましょう。
資料作成などは、実はその時点で報告相談すると効果的な場合もあります。
(過去の記事のコミュニケーションコストを参考にしてください)
マルチタスクの中で、複数の道筋があり、それぞれに区切りと納期があり、その優先順位をつけたりするわけですが
あなた自身は一人しかいませんし
一度に全てを終わらせることは出来ません。
そのためにチームや部署があります。
適切な業務量の管理もマネージメントの必須能力ですし、成長させるという名目で無理な業務量を強いられるとパンクしてしまうこともあります。
それは、この人ならここまで出来るという線引きと自分はここまで出来るという線引きに相違がある状態であり、その調整は実はとても難しいです。
自分はここまで出来るの線引きを超える事が成長なのかもしれませんが
それを望むか望まないかもあなた次第だったりします。
自分のタスクリストを作り、その進捗をチームや部署内で共有することで適切な業務量に調整することが出来る場合もあります。
一人で抱え込んで業務を「見える化」させていない場合、周りのメンバーは業務量を認識しておらず、発生するケースがあるからです。
あなたが思っている以上に、まわりのメンバーはあなたの事を知りません。
何故なら、自分の仕事で手一杯だから。
あなたのメイン業務の話を一度して、また聞かれることも同様の理由で発生します。
他のメンバーの細かいタスクをあなたが知らない場合、そういう事なのです。
モチベーションコントロールと業務コントロールは自分自身である程度はする事ができます。
それでも改善されずに、悪い意味で限界を超えてしまう場合は、仕事の質も落ちてきてしまいます。
その時はあなたの能力や才能を十分に活かせてない可能性がありますので、別の環境を探すのも一つの選択肢と言えますね。
今回は実務的なお話でした。
ぜひ、お悩みの方は実践してみてください。