価値観は表裏一体で恐ろしくもなる
2023.03.16 21:00
ある参議院の政治家が除名になった。理由は参議院の秩序を乱したとのこと。
「議員たるものいかがなものか」・・・なんていう論調が目立っている。
様々な意見があるが、私はこの除名はおかしいと考える。
少数意見に耳を傾けないのは、ある意味危険だ。
権力を保持するものが、それをどう使うかだ。
懲罰委員長のあのやり方は、我々サラリーマンにも目にしたことがある。
それは、経営者が権力をかざし、己の価値観で人事を自分好みにしていくことが
それにあたる。やはりどの世界も一緒だ。
物事の解釈の仕方には、どこを切るとるかで、いくらでも変わる。
この議員が行ったこと、国会に出席せず、秩序を乱したこと、
そこだけ切り取ればいろいろと解釈できる。
彼が何を公約し、何を実行していたのか、多くの票数で選ばれたことには理由がある。
そういう背景も見ていき、全体を俯瞰して判断する必要があると思う。
一方的な考え方、ねじ曲がった価値観の判断では、いくら正しいことを実行しても、
権力者につぶされることになる。
権力者が、ねじ曲がった価値観で、権力をかざすようになると、
とっても危険な状況になるのは、今回の例をみても明らかだ。
だから、我々の一般社員は、会社を選択する権利がある。
嫌ならやめられる一方で、やめられない現実もある。
その状況をどのように打破していくかだ。それは、その人の価値観が判断する。
やはり何をしても、価値観がその人の人生を決めることになるが、
ねじ曲がった価値観を持つ人とは、関わりたくない。