JP2-6 Judgeの7大「資質」⑥使命感と責任感を持つ
「使命感」と「責任感」は似て非なるものですが、敢えて併記しました。
「使命感」は与えられた任務を成し遂げようとする強い意志を意味し、自ら前向きに取り組もうとする時に使われ、「責任感」は自分の任務や行為に対して責任を果たそうとする心の働きを意味し、そこには義務感も含まれます。
Judgeの「資質」として「使命感」と「責任感」をまとめたのは、ある意味で〝車の両輪〟のようなものであり、どちらが欠けてもダメですし、濃淡があってもならないと言えます。
TICAのJudgeとしての「使命感」はあるか?
TICAのJudgeとしての「責任感」はあるか?
この2つはJudgeであれば常に自問自答すべきであり、TICA Judging Programの〝門〟を敲くのであれば両方について「あります!」と断固たる決意を持って返答できなければならないでしょう。
TICAのJudgeとしての「使命感」がないからこそ、Regionメンバーのいじめや嫌がらせに加担したり、意に沿わないメンバーを排除しようとするのであり、TICAのJudgeとしての「責任感」がないからこそ「知らぬ存ぜぬ」を貫く傍観者として責任から逃げ回っても平然としていられるのです。
Judgeとしての「使命感」と「責任感」を持つのであれば、クラブオーナー/代表になってもその「使命感」と「責任感」を持てるでしょうし、Directorになった際にはDirectorとしての「使命感」と「責任感」を持てるでしょう。
逆に言うと、Judgeとしての「使命感」と「責任感」を持てない人は、クラブオーナー/代表になってもその「使命感」と「責任感」を持てず、DirectorになってもDirectorとしての「使命感」と「責任感」も持てないということになります。
この2つは「持ちなさい」と言われて「はい、そうします」と言って簡単に持てるものではありません。
当然、ブリーダーとしての「使命感」「責任感」というものもあり、ブリーダーとしての「使命感」「責任感」を持ち合わせていない人がJudgeになるからといって持てるわけではないことも理解しておく必要があるでしょう。