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治りにくい関節痛の例

2018.05.20 22:46

強烈なストレスの後、関節が腫れて治りにくくなった関節痛はどこに原因があるのか?

また咳と痰がGW前に強くでていたようです。


原因って様々で一筋縄でいきません。

ただ一つ一つ解明していく必要があります。


まず何が一番の主役になっているかを考えます。

風邪の反応が鼻にあり、鼻の奥に罹患している風邪がありました。図の場所に点在している感じです。

この鼻の奥にある陽明系の風邪反応が、左前頚部を通って、胸から腕に影響がでています。

肘から先が痛みがあるとのことだったのですが、圧痛を調べてみると下図のようになります。

鼻と手がつながっています。

右手は無関係です。

実はこれが膝にも影響がでています。

膝も両膝の痛みがあるようです。


鼻の風邪の反応を調整しても胸は多少しか動きは改善されません。

風邪だけが咳痰の原因ではないということを物語っています。

しかし、少し動きが良くなっています。


ここを見逃してはいけません。

一つの治療をして効果があるかどうかは微妙な変化を察知する必要があります。

こういう慢性的な痛みに関しては無理に動かしたりすると逆に反発して余計に悪くなります。


次に問題になったのが左手の肘です。

痛みを訴えていますから、治療の対象にはなると思いますが、風邪の反応を治療する前の段階では処置してはいけない反応です。

これも絶対に見逃してはいけない反応です。

治療する順番を間違えると後先が逆になり、効果が相殺されてしまうことがあります。


左肘は水の流れが悪く、腫れを伴って、筋肉では左の小胸筋が大きく関係していました。

これを調整すると肘から手首の圧痛はなくなりました。

しかし自覚する肘の痛みはなくなりません。

というか痛む場所が変わっただけで痛みは残ります。


痛む場所が変わるというのはとても良い徴候です。

「気」の治療を頭で行うと肘の痛みが右に変化してきました。

段階的に良くなっていく様子がわかると慢性的な痛みの本質が徐々に見えてきます。

速攻で良くなる場合、徐々に良くしていかなければならない場合の判断もとても重要です。