バラーゼク
アッサラーム アレイクム。
ヨルダン南部の砂嵐の多いところに住んでいる佳子です。
ここ昨今は季節の変わり目で砂嵐が連日のようにありました。
主婦としてはまた砂埃を掃除する仕事が待っていて憂鬱になります。
こちらの日常生活での主婦の仕事は朝食後、皆を見送った後に家を大掃除するのです。
前日のお客さんのかぼちゃの種の皮やマットの下に隠し捨てたティッシュなどが出てくる出てくる。
まるで宝探し、、、ではなくごみ探しです。
そのあとテーブルや棚、鏡の拭き掃除。
そして庭を水洗いで掃除します。
砂嵐の翌日は窓を水で流すので、各家の窓はビショーと濡れているのです。
砂埃には水洗いが一番きれいになるので、水がもったいないようですが仕方がありません。
さて今回のレシピは「バラーゼク」と言うアラブ菓子をご紹介しましょう。
このお菓子はゴマ付きクッキーで、あまり味の方で言うとアラブ的でないです。
いつも紅茶と一緒に出されていて、お土産やお祝い時にもお目見えする庶民的なお菓子です。
どこでも売っているので手作りする人はほとんどいませんが、あえて日本でも簡単に作れるので取り上げました。
もともとはシリアのお菓子だそうで、シリアの中庭で優雅なティータイムにこれが振舞われていたのではないでしょうか。
ノスタルジーに浸りながら、中東の平和を祈りながら、どうぞお試しください。
もうすぐラマダーンですので、日持ちのするこのお菓子をたくさん作って、イフタールの後のお茶と一緒にいかがですか。
ではラマダーンをお楽しみください。
ラマダーン ムバラク。
「バラーゼク」(28枚)
〈材料〉
小麦粉 180g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
バター(室温) 100g
アイシングシュガー 1/2カップ
卵 1個(黄身と白身を分けておく)
バニラエッセンス 少々
煎り白ごま 40g
砕いたピスタチオ 30g
〈作り方〉
1 小麦粉とベーキングパウダーはふるっておく。
2 ボウルにバターとアイシングシュガーを入れ、ハンドミキサーで混ぜる。
2に卵の黄身を入れよく混ぜる。後に1を入れさっくり混ぜる。
生地をまとめラップに包み、冷蔵庫で1時間寝かす。
生地を2cm丸に分ける。
各皿に白身、ごま、ピスタチオを入れる。
生地を白身に片面を浸け、すぐにごまを付け、一方の面にピスタチオを付け平らにする。
5㎝丸に成形した後にもう一度ごまをたっぷり付ける。
180度で温めたオーブンでこんがりするまで焼く。(約15~18分)
冷めてからお皿に移して出来上がり!