運動を習慣化するには ⑥ 運動そのものを楽しむ
僕は元々インストラクターとしてエアロビクス、ステップエクササイズ、格闘技系エクササイズ、コンディショニングなどをグループに指導する仕事も、パーソナルトレーナーと並行して活動していました。
僕がインストラクターデビューしたちょうど40年前は今からは考えられないくらいのエアロビクスブームで僕も女性専用クラブで1クラス100人参加を入れ替え性で2クラス連続なんてやっていました。
だからグループエクササイズクラスの持つ楽しさは十分にわかっているつもりです。
だからグループエクササイズが楽しいと思った方はそれだけで運動を習慣化する可能性が高くなるでしょう。
コロナ禍でスポーツクラブもグループエクササイズクラスが減ったり無料のものが有料化されて参加者も減っているようです。
その代わりに増えたのがオンラインクラスです。
自宅で気軽に受けられる利点もあるし、独自の楽しさもあるでしょう。
何よりも大切なのは「楽しい」と感じる事。
それは僕自身身に染みて感じています。
基本的に僕は楽しさよりも効果や利点を求めるタイプなんです。
それは勉強でもトレーニングでもビジネスでも。
良い意味で真面目。
悪くいうと遊びがない。
だから自分が指導するグループクラスやパーソナルでも、効果を求めない指導はしたくないし、効果を求めない人の気持ちが理解できなかったのです。
それによって過去には多くのクライアントを失ったて思います。
でもその時には「そういう人は来なくても良い」くらいに思っていたんです。
でも今はそれとは違う考えで指導しています。
なぜなら運動は一生続けて欲しいものだから。
長くやればやるほど、様々な気づきがあり、効果もあげやすく、死ぬまで自分を助けてくれるものだから。
そして人は楽しくないものは続けられないからです。
「No pain, no gain」痛み無くして成長はない。
僕も含めてトレーニングを好きでやっている人はそう言うし、そう思いがちです。
でもそう言う人はトレーニングが楽しいし、そういう頑張っている自分が好きな人なんです。
誤解を恐れずに言うと、ある意味変態なんですよね。
その感覚で指導していたら、まともな人は人はついてこれない。
僕がそれに気付いたのは本当に最近なのかもしれません。
でもだからこそ・・・
運動を習慣化するために楽しいと思えるエクササイズの種類、環境、そして指導者を見つけて欲しい。
心からそう思っています。
もし苦痛だけど効果があがるから我慢しているなら・・・
辞めちゃっても良いと思います。
きっと楽しい運動、他にありますよ。
運動が効果を生み出す最も大切な条件は継続であり習慣化ですから。