TANCHJIM SPACE レビュー
こんにちは。ぽぷりです。・ω・
今回は衝動的に買ってしまった製品についてレビューしていきます。
最近は名前も浸透してきた"TANCHJIM"のSPASEです。
ヨドバシで15000円+10%ポイントでした。新製品なのでまだ値引きはないですね。
見た目とか
こちらは最近流行りのいわゆるドングルDACです。
こんなやつ
USB-C to Cケーブルが付属
ケーブルは着脱式のUSB-Cで、品質がとても良いものがついているので、別途用意は必要はないかなと思いました。
ちなみにLightning to USB-Cを用意すればiPhoneでも電圧不足なく動きます。
CayinのRU6用の別売りケーブルで試しましたが、すべてのケーブルで動作するかはわかりません。
Audirectの Lightning to USB-C 変換アダプターにUSB-C to Cケーブルでも動作はしましたが自己責任で。
対応条件にありませんが、一応Chromebookでも動きました。
スペックとか
簡単にスペックを見ていきましょう。
出力端子: 3.5mmステレオ、4.4mmバランス
入力端子: USB Type-C
周波数応答範囲: 6~85,000Hz
ノイズフロア: 1.3μV(BAL)1.1μV(UNBAL)
ダイナミックレンジ: 132dB(BAL)127dB(UNBAL) (AES17 20kHz,A特性)
出力レベル: 4Vrms (BAL High) 2Vrms (BAL Low) 2Vrms (UNBAL High) 1Vrms (UNBAL Low)
THD+N: 0.00017%(BAL) 0.00019%(UNBAL)
フォーマット: 最大32Bit/768kHz PCM 最大DSD256
本体サイズ: 41mm、21mm、12mm
本体質量: 14.8g
DACは最近よく見るようになったCS43131をデュアルで搭載です。
アンプ内蔵チップですが、最近の内蔵チップの進化は目覚ましいので、よほどの高級機と比べない限りは音質は十分かと思います。DACですが個人的にはCS系の音は好きです。
ESSに比べて神経質な音になりにくく、シーラスロジックはDSDの研究も強いので音楽的な鳴り方をしやすい傾向にありますね。(もちろんどこのメーカーのチップでも設計次第。)
今回決め手になったもの
- 独立ボリュームが付いていること。
- ハイレゾロゴが印字されていないこと。
おいそこかよと思うかもしれませんが、個人的には結構大事。
4.4mmバランスもついてますが、正直ほぼ使わないかな。バランスが優位という考えはないので。(違うのはわかりますが、違う=優位 ではないです。シングルエンドと比べてもそれぞれ優劣がトントンくらいです。チャンネルセパレーションは100%よくなりますが、それが聴いていて心地よいかは話として別というのもあります。)
3.5mmと4.4mmバランス端子がある
ドングルDACで条件がほぼ同じというと、もう少し安いiBasso DC03 Proも当てはまる(ハイレゾロゴはシールなので剥がせる、独立ボリューム付き)のですが、デザインはいいもののアルミの触り心地(仕上げ)が安っぽくて好みでなかったのと、向こうはアプリで調整(Android限定)など余計なソフトウェア機能があったのでシンプルなこちらにしました。かなり悩みましたけどね。
ちなみにハイレゾ自体は否定してませんが、規格策定と認定条件には全く納得できない、というか余計なことしてくれたので、ハイレゾマークが外せない製品は個人的に検討の対象から大きく外れます。
嫌いなんですあのロゴ。_(:3 」∠)_
気に入っているところ
脱線しましたが、やはり独立ボリュームは大変に便利ですね。
おかげでちょうど良いボリュームにできます。
ボリュームは触覚でプラマイがわかるようになるなど気が効いているうえ、同時押しでゲインも変えられるので助かってます。
出っ張ってるほうがプラス
デジタルゲインなのかは知りませんがアナログゲインの場合ゲインを下げるのにはメリットがあるのでローゲインで使ってます。この機種はどっちなんですかね?
いずれにせよボリュームが足りない時以外、音質の観点からはこの製品に限らずローゲインを推奨します。
デジタルゲインの場合、実際にはゲインではなくデジタルボリュームを落としているだけなので、ローゲイン、ハイゲインどっちでも気にしなくて良いです。
微妙なところ
中が見えるようになってますが、ここは見た限りガラスじゃなくてアクリルなので傷が付きますし、通電時に一瞬光るだけなのでいらなかったかな。(むしろ接続した瞬間にビカっと青く光るのでかえって不安)
通電中はほぼ見えない点みたいな赤ランプが灯ってますがあくまで通電等動作確認用かと。
ガラスに見えますがアクリルです。
「ソリッドな物体を削ったらヴォイド(もしくはクリアな内容物)が見えてきたよ」ってデザインポリシーは伝わってくるのでセンスや考えは悪くないんですけどね。
ぷっちょをナイフで削った感じ。(違
まとめ
・軽くてドングルDAC系の中ではコンパクト
・ケーブル着脱式
・今どき音質に期待できないアンプ内蔵チップはそうそうない
・独立ボリュームは正義
って感じでしょうか。
今回ドングルDACは久々に購入したのですが、ヨドバシのDAP売り場が完全に死んでいて「ああ、もうDAPの時代は終ったんだなぁ」と実感してちょっぴりさみしかったです。
でもその分ドングルDACの充実ぶりはすごかったです。悩むほどあるんですからね。
個人的にはこれからはお気に入りのDAPだけ残して、ドングルDACを1台、普段はワイヤレスで運用とかの時代になると思ってます。
古いDAPの魅力も忘れないでほしいですが!
では今回はここまで。(・ω・)ノシ