同志社ラグビーファンってどんな構成?(同志社ファンの類型)
同志社ラグビーへの関心
私(同志社OB)など学生時代には全くラグビーに関心がなく、当時ラグビー部のグランドのあった同じ岩倉(京都市北区)に下宿していながら、ラグビーの試合一つ観戦したことがありませんでした。
ラグビーに関心がないと言うより学業一辺倒の私(←ほとんど嘘臭い)には、同志社スポーツ全体への関心が希薄で、ラグビーとボートが強いのかなと程度の認識しかありませんでした。唯一、所属クラブ(←秘密)の関係で、何故か野球の応援には全試合に行っておりました。
ところが、70年代の後半に会社の後輩(東工大OBの同志社ラグビーファン)にたまたま誘われて大学選手権で花園に行ったのを契機に、同志社ラグビー観戦に完璧に嵌ったのであります。
(↑あ、どうでも良い話ですね・・)
その試合は筑波大の圧勝に終わりましたが、その後、同志社の全国制覇への流れは完全に出来上がり、学生ラグビー全盛期で国立競技場を満員札止めにした同志社大学の「大学選手権3連覇(1984年)」に繋がるわけであります。
やはり三連覇が原点だ・・けれども
前置きが大変長くなりましたが、大半の同志社ラグビーファンの原点は、間違いなくここにあります。大学ラグビーが社会人にほぼ拮抗して劣勢ながらも日本選手権を戦ったことを思えば、正に隔世の感があります。夢よ再び・・が過半のファンの熱い思いであります。
何も気にせず隔世の感という言葉を使いましたが、そりゃ~爾来、来年で40年になるわけですから「隔世」して当たり前ですね。
昨年度、何人かの現役学生のアトム(同志社学生スポーツ新聞)の皆さんと話していた時、故「岡仁(おかひとし)元監督」を誰一人知らなかったことに少なからぬ衝撃を受けました。
我々爺ちゃん婆ちゃん世代には同志社ラグビーの生みの親、いわば神様のような存在の大監督を「聞いたこともない」なんて・・・。
「そんなことも知らないで、よくもラグビー記事を書いておれるな・・!」と大声で罵倒し、叱責・・・しようと思いましたが、21世紀も20年以上も経過した現在、パワハラなど以ての外、コンプラ意識に優れた私は、うむむ・・と思い止まりました。
そりゃ、3連覇なんて若い人から見れば忘却の彼方どころか、聞いたこともない人が増えていることでしょう。平尾も大八木や児玉‣土田も過去の亡霊なのでしょうね~。(ふぅ~~)
(土田さんなんてラグビー協会の現会長だぞ~~!)
ありゃりゃ、またもや悪い癖で長々と本題から外れたことを書き連ねて来ました。(反省)
同志社ラグビーファンの類型は?
結論を申し上げます。
同志社ラグビーファンは、以下の二つに分類されると思っています。
A.同志社が好きだから、同志社スポーツの代表格の同志社ラグビーを応援する人
B.同志社ラグビーや選手が純粋に好きで、同志社ラグビーを応援する人
私は、どちらかと言うとBの方です。 (同志社が嫌いなわけではありませんが・・・)
Aに属する方は同志社ラグビーファンのメジャーであり、恐らくは7~8割を占めていて、大方が同志社OBだと思われます。このゾーンの方々は、案外ラグビーとの掛け持ちで野球の応援に行ったりしている気がしております。ホームカミングデイなんか大好きな方々です。
ファンとしてはしては少々不純なところからスタートしている(←それがどうした!)と思いますが、恐らく各大学ともこのような方々が大半で、大学ラグビーファンは母校愛がベースになっていると思われます。
同志社ラグビーファンは、必ずしも同志社OBに限らないのでは?
私が意外に思っているのは、同志社には案外他校よりBの方の占率が高いのかなという点です。
当然、ご家族等の選手の関係者はここの範疇に入ります。しかし、そうでない「純粋の同志社ラグビーファン」が数多くいらっしゃる気がしております。
私の周りのDRFC会員の方にも数多くいらっしゃいます。なんの根拠もエビデンスもなく申し上げて恐縮ですが、同志社ラグビーファンの2~3割を占めているのではないかと想像しています。その中には同志社OBでない方が数多くいらっしゃいます。
確かに常連で大学選手権のベスト4なんかを続ければ、マスコミ等で注目される機会が多いでしょうから、アンチも増えるのものの、強いもの大好き人間(ファン)も増えるものと想定されます。
ここ20~30年、さほど強くも何ともなく、マスコミへの露出機会が決して多いとも思われない同志社ラグビーにこのようなラグビーファンが多いのは、同志社ラグビーファンの特記すべき特徴であり、令和の奇蹟でもあります。
ありがたいことに・・
裏に同志社大学人気があるのは間違いないんでしょうが、やはり自由奔放ではつらつとした意外性のある「同志社ラグビーのプレイスタンスそのものの人気」に肖るものが大きいと私は感じています。
一言で申し上げれば、同志社ラグビーは観ていて面白いのです。
このようなファンが多いのは、実にありがたいことです。これが同志社ラグビーファンの他校とは大きく異なる特徴だと思います。
例えば、球場で京都産業大学のファンを球場で傍から垣間見ていると圧倒的なボリュームゾーンは、Aの類の方々の様な気がしています。
大半は大学OBの方(然もラグビー部OB)かなと思われます。この強さを10年も続ければBのゾーンの方も増え続けることでしょう。OBでない方のファンは、選手の関係者(ご家族等)以外は極々少ないという気がしているのですが、的外れなのでしょうか。
同志社の大学当局もラグビー部もかかる人気を何で利用しないのかなと不思議でなりません。
全体ボリュームが減ったとは言え、今でもどの試合も同志社ファンが観客の6~7割を占めております。
格好のCR活動の対象になるはずです。(間違くなく、同志社のイメージアップ増大)
せめて死ぬまでに・・が禁句になった
私の様なかつて卵に目鼻と言われた紅顔の美少年も3連覇から40年も経過すれば、顔面シミシミの鶉卵の爺ちゃんに成り果てました。
私を含め、同志社ラグビーファンの高齢化は目を覆うばかりです。私はDRFCを通して、数々の同志社ラグビーファンの(特に)先輩方と親しくさせていただいております。ただ、その先輩方も鬼界に去られる方がボチボチあらわれております。
同志社ラグビー部が全国優勝でもすれば一気にラグビーファンは増大し大きく若返ることでしょうが、なかなか見通しは暗い感じがしております。既に順番待ち(?)に入った私どもとしては辛い近未来であります。
仲間内で「せめて死ぬまでには優勝して欲しい・・!」という冗談が、今や禁句となりました。(いやはや情けない限りですね)
最後になりますが、同志社ファンの構成は試合会場で見る限り、男女比率は9:1で完全な「男社会」であり、年齢は65歳以降の前期・後期高齢者が6~7割といった感じの完璧な「老人社会」であります。恐らく「当たらじとも遠からじ」だと思われます。
悲しい限りの「いびつさ」であります。これまた情けない限りです。(文責F)
(注意)写真と文章の内容とは、一切の関係は在りません。
以上
P.S.(2023.3.22)
私がDRFCの世話人をしていた6~7年前、会員の皆様の属性分析をしたことがあります。
その際、会員数約400名の内、(うろ覚えですが)DRFC発足以来一度の寸断もなく年会費の継続支払いをしておられた方がや約130名。
1~3回の支払いなしの年度を含んで、ほぼ継続支払いをされている方が、60~70名いらっしゃいました。この合計の「約200名がDRFCのコア会員」だと理解しています。どんなに同志社が強かろうと弱かろうが会員を継続していただいていることには、本当に頭が下がる思いです。
残りの200人の方は、直近に加入したとか強くなると会費支払いする(?)等の極端な断続的支払いの方ばかりの「流動性の高い会員」ばかりでした。
然も会員の恐らく8割方は関西在住の方ばかりですから、会員にとってやはり入場チケットの割引(当時:1500円→1000円)が魅力的なのかなと理解しておりました。環境が変化すれば、あっという間に会員数が200名に激減する宿命の組織がDRFCかなと思っているのですが、実際はどうなんでしょうか?
DRFCの世話人の方が分析されて手立てを考えておられるのでしょうが、世話人でない私には知る由も在りません。残念・・・!
以上