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ECCジュニア 高山台教室

ヤングアメリカンズ・大人WS 2018

2018.05.17 05:27

ヤングアメリカンズ・大人のワークショップ、今年も行ってきましたー。ヤングアメリカンズ(以下YA)とはなんぞや?という方がもしおられたら、旧ブログをのぞいていただけると、ちょっとだけその一端がわかるかもしれません。ついでに自分が何回目の参加なのかをチェック、どうやら今年で連続7回目の参加となったようです。うわお!


いやぁ、ここのところ、もうそろそろ私は卒業でええやろと思い続けてるんですけどねー、まだまだ1度もいったことがないというECCの先生はゴマンといて、何か機会があるごとにお声掛けするようにしているので、今年はいくよー、会えるねー!なんて言われると、おお、じゃぁ私もいくのか、と毎年なっています(笑


それに、行ったら行ったで毎回ほんとに気持ちを新たにして、大切なものをもらって帰ってくることが出来るので、やっぱり行ってよかったなぁと毎年思うのです。


でも今年はどっぷりディベートにハマっていた時期でもあり、普段なら水曜なんかは午前中に必ずディベートをやっていたので、あらー、今週はディベートできないじゃーんと思ったり、またWSの二日目はECCのイベント・キッズサマーフェスティバルの予約解禁がWS時間とぶつかっていたりしたので、思いっきり遅刻していくことになりったりも。


ハッ、そうか、もしかしてこれも原因の一つだったのかなぁ。いやね、今回は歌のソロも来なかったし、休憩時間はまったり過ごそうと思っていた通しのリハーサル前、さあTシャツをもらうよ?というタイミングで、ちょっとこっち来てーと呼び出され。多分あなたこの曲しってるよね?ヘアスプレイってわかる?歌える?と。


や、ちょっとわかんないけどどんな曲?と歌ってもらったら、あーー、なんかメロディーは多分うっすらわかるわ、という感じ。ほんとにごめん、ちょっと今日時間なくて、こんなに遅くなっちゃったんだけど、これ、歌える?と渡されたメモがこれ。

って多っ!!!

え、これを?数時間後の本番でやれと?え?え?待て待て待て待ておかしいおかしいおかしい、とひるむ私に、大丈夫、シンギングサークルのときから決めてた、英語すごく上手だし、絶対出来る!歌詞は覚えなくていい、とにかく歌ってみて!っていうかごめん、ほんっとこんな際になってごめん、もっと早く言うべきだったと今すっごく申し訳ない気持ち、でも大丈夫、あなたなら出来るから、と。


とりあえずTシャツをもらって、皆がわいわい着替えているのを尻目に階段脇で練習、1回彼女が歌うあとについて歌い、そして一緒に歌い、一人で歌う。できたね、質問ある!?と。や、ないわけないよねこれ、と数回一人で歌い、違うところは直してもらい、するとまた、大きな目を見開いて質問ある!?と。や、だから…と笑いながらも、ショーに向けてきっと彼女もまだまだやることてんこもりなんだろうな、時間ないんだろなと思い、歌詞見ながらなら歌えそうなので、まぁいいか、多分だいたい大丈夫!とあとは自主練。Tシャツ休憩は15分、のこり何分だ!?ととりあえず着替えつつ歌詞の暗記を試みる。おお、前半は話がつながってる感じがあって覚えやすいなと思いつつ通しリハーサル。


リハーサル中に裏でラメの衣装を渡され(なんかかなりの確率でわたしラメ着せられてますが)、ついさっき、歌詞をくれた時には歌詞見ながら歌って良いと言ってたはずなんだけど、いや、歌詞は見ないでほしい、とにかく「だれもあたしをとめらんないわよ!」って雰囲気を全面に出してほしいから、歌詞をみるのはなんかちょっと違うかな、とにかく sassy にやってほしい!だって歌詞なんて他の誰もしらないんだよ?適当に作ったっていいよ、誰もわかんないんだし、と伝えられ。

そだね、ヤングアメリカンズ以外はわかんないか…っていやそういう問題じゃないんだけどねと言いながら、リハーサル。


でもさすがに20分ほど前にメモ渡されたばかりだし、ちょっとぐらい歌詞みてやろうかと思ったけど、こっちみて!と隣に立ってくれて、私がいるから大丈夫!ね?とにかく楽しんで!と歌詞を見させてくれない(爆

あ、あと簡単にだけどこう踊って!で、後ろさがってここで踊って、さらにフットルースのここ歌って!とか色々を1回さーーっとやっただけで、次は本番でね!とな。


マジかw


や、わかるんですよ。YAの言うことはわかる。完璧にすることなんて誰も求めてない。でも何度もこれまでYAの記事を書くたびに私も書いてきたと思うんですが、あたったからにはできるだけちゃんとやりたいわけです。この”ちゃんと”具合がほんと難しくて…うわーーこんなの無理だ、てきとうにやっちゃえー!と思っちゃうのはやっぱり違うと思うんですよ。やるからにはやっぱり出来る限り頑張りたい。その日の最高を見せられる自分でありたい。


ということで、本番のショーまでの休憩時間をこの歌の練習にあて、オープニングダンスははっきりいって頭から全部抜けました。

こちらは知らないうちに撮られていた練習動画、後ろで尊敬してやまないホームティーチャーの大先輩が応援してくれています(爆


はーー、それにしても、一つやると一つ抜ける。


それを悲しいお年頃と年のせいにするのは簡単です。でもそうやって簡単に切り捨てたくない。あなたなら出来ると私に託してくれたYAにも出来るだけ頑張った、やりきった私を見せたい。なので一人でめっさ集中して自主練し、休憩時間の最後には全部歌えてたんです。いやほんまです、誇張ちゃうよ、歌詞の通りに手が動いてしまうけど、それをやるとかなり歌える、というところまでは来ました。でもねー、本番でミスらないためには、これじゃダメなんだな。それは経験則からわかる、逆立ちしながら足を大回転させても尚トチらない、という位頭に入ってないと、本番絶対真っ白になる。


案の定、第一幕のYAのショーを存分に楽しんだら(今年は去年までと内容ガラリと違って楽しかった!)、またすっかり頭から抜けている(爆


本番中、幕裏で歌詞なしで歌う私の姿をみて、完璧!完璧だよー!と言ってくれ、あとはとにかく sassy よ!前見て!私はあなたの前にずっといるから!とステージの下から見守ってくれました。あれ、メモくれた時には横にいるよって言ってた気がするけどな(笑

でもこうやって、自転車に乗れるようになるまでの子どもを見守るように、少しずつプッシュしてくるYAの手法、これは私もレッスンの中で使わせてもらっています。ややもすると急につきはなしてしまい、ご破算になる場合もある。でもそんなときはまたすぐに寄り添って、大丈夫だよ、かならず出来るよ!と声をかける、目をかける。


関西大人WSはここ3年ほどはYAの中でもアドバンスドツアーと呼ばれるチームが担っています。このチームは日本でのツアーの後アメリカにある拠点でお客さんを相手にショーを行うチームで、歌やダンスのレベルが高く、かつ他のチームに比べると人数が少ない、いわゆるひとつの少数精鋭陣です。


それだけに、物理的に数が足りない、ということがもしかしたらあるのかな、ということを今回のワークショップではそこかしこで感じました。例えばコーラスの時にそばにYAがいないので、アルト陣は練習したアルトではソプラノの旋律を歌ってしまっていることがしばしば。ディレクターのいるチームだとこういった詳細をしっかり全体練習で合わせてくる、などのことをされる場合がありますが、アドバンスドチームはあまりそれがない。でも各チームごとに、若いパワーがあつまって伝えたいことを一生懸命伝える、その姿勢は毎回眩しいなと思いなら眺めています。


今年のチームは、特に夢について、いつも心に夢を持ち続けることについて、それがどんなに小さくてもいい、自分が人生のどの段階にいるかなんて考えなくていい、いつも夢を心に抱くこと。そして自分が求め続けた中にすでにいて、与えられてきたものを周りのみんなに広げていくことが出来たら、ひとりひとりがこれを持ち帰ってみんなに広げてくれたら、という思いがワークショップの端々から感じられ、あーーーやっぱりいいな、1年に一度この場所に還ってきて、若い子たちの燃える思いに触れ、そしてまた日常にもどっていく。このためにここに来てるんだなと感じました。


やらなきゃいけないことは目の前に山積しているし、体は年々動かなくなるし。必死に覚えた歌詞だって飛んじゃったし、それをなにかのせいにすることは簡単だけど、大切なのはそんなことじゃない。トチったという事実はどうやったって変わらない。だったら、どうせなら物事は徹底的にポジティブに捉え、うけとめる。そこからまた始めれば良いんだから。なので、会場を去る時にそこにいた、私にソロをくれたエレイナにこう伝えました。


Thank you for believing in me !


そう。

信じてくれたといえば、去年に引き続き飲みに行った阪神尼崎駅そばの居酒屋”庄屋”のマスター。初日は予約もなしで8人でおしかけ、ちゃんと去年のことを覚えてくれていて、明日もくるなら来る前に電話してくれない?と名刺を渡されたにもかかわらず、名刺をポケットに入れた上着を翌日は着てきてなくて、結局電話もしないで訪れてみたら。なんの確証もないのにちゃんと席をとって待っててくれたんです!それも直前に8名のお客さんがいたのに断って、「予約席」とタグを置いてくれて。


ダメよ、おばちゃんこういうのに弱いのよ(爆


オンラインのみでつながっていた九州勢のHTと生で出会えたのも楽しかったなぁ!初めてお会いした先生の中には以前から私を知ってくれて、見てくれていたという先生もおられた感激。チェックイン&アウトチームで同じだった男の子がとってもポジティブな感想をシェアしてくれたのも嬉しかった。こうした出会いだけではわからないお互いのバックグラウンドがあって、それはこの2日間ではもちろん全部分かり合うことは不可能だけど、今日、このYAのワークショップに参加して出会えたひとたちと会うまでのわたしと、出会った後のわたし。それは確実に違うんだ、そんな話をワークショップでしてくれたブラッドリーの変顔はわたしのそれを超えていた。悔しい。

そんなこんなで、この2日間の充実度の何分の一かでも伝われば幸いです。とりあえず二日目、電車を乗り過ごしてしまいどえらい回り道とタクシー代がかかったのだけが痛かった…いやいや、得るものも大きかったからね、これでトントンなのかな(笑


なにより、私がいなくても勝手に成長してくれてる子どもたちにも感謝、ちゃんとぽんづ(我が家の愛犬)の夜の散歩や、洗濯物の取り入れもやってくれました。特に1日目は取り入れられたままだったけど、二日目はちゃんとたたまれていて、これはかなり嬉しかった。しかしぽんづはイマイチ不機嫌だったようで、長男のベッドをおトイレにしてしまっていたようです。


や、まぁ雨降って(雨じゃないけど)地かたまるってね。いつもより長めにお散歩して勘弁してもらいます(笑


何が言いたいって、とにかくみんな、愛してますー!