株式投資における財務分析をMBA取得のFPが解説~貸借対照表編前半
MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。
今日は貸借対照表について説明していきます。
貸借対照表に関しては、株式投資以外にも法人の資金調達をする上でも重要ポイントとなります。
株式投資での貸借対照表の役割についてお話しする前に、まずは貸借対照表についてお話していきます。
貸借対照表とは??
損益計算書編に入る前にも貸借対照表について別の記事で説明をしましたが、バランスシートやビーエスと呼ばれるものです。
ビーエスと言っても衛星放送のBSではないですよ(笑)
「そんなのわかるわ(笑)」と思うかもしれませんが、説明していきます。
貸借対照表は「企業はどんな資産を持っているのか?」「どんな資金調達をしてきたのか?」といった企業の財政状況を表す指標です。
このような状況を調べるとなったらどういった科目があるのかと思うかもしれませんが、今から説明していきます。
貸借対照表の全体像と科目
貸借対照表は資産の部・負債の部・純資産の部の構造で分けられており、資産の部から負債の部を差し引いたものが純資産の部です。
資産の部は、流動資産と固定資産そしてその他の資産に分けられており、流動資産は現金や預金、受取手形、売掛金などが挙げられ、それに対して固定資産は建物や製造している機会、土地、リース資産など、その他の資産に関しては投資有価証券や長期貸付金などが挙げられます。
負債に関してですが、流動負債と固定負債の2つあり、流動負債は支払手形・買掛金や短期借入金そして未払い法人税などが挙げられ、固定負債は社債や長期借入金などが挙げられます。
そして最後に純資産の部は資本金と言った株主資本やその他の包括利益累計額などが挙げられます。
考え方としては、資産が減れば純資産も減っていくという仕組みにはなります。
ここまで説明をしましたが、まだピンとこない部分はあるかと思いますので、この章も穴埋めもしっかりしていきます。