サルコペニアという恐怖
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
本日はサルコペニアについて説明します。
宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションでの半年近いミッションを無事に終えて地球に帰還する姿をニュースなどでご存じだと思います。
地球に帰還したばかりの宇宙飛行士が周りの人に体を支えてもらいながら移動している姿を見たことがあるかもしれませんが、それは一種の加齢現象も影響しています。
地球上では、体に重力がかかっているため、体を支えながら自由に動き回れるように筋肉や骨の量や質を一定に維持しようと体が働きます。
ところが、宇宙空間では体にほとんど重力がかからないため、特に体を支えようとする筋肉や骨はあまり使われなくなり、衰えてしまうわけです
過去に乗組員の11日間にわたる宇宙旅行前後の体重や筋肉の変化について調べた研究によると体重は出発前の69.1㎏が帰還後には65.9㎏と3.2㎏の減少が報告されました。
また、減った体重の多くは筋肉の減少によるものであり、速筋繊維という大きい力を発揮するときに動員される筋肉組織の減少が著しかったと述べられています。
私たちは地球上で生活をしており、常に重力がかかる環境にいるわけですが、デスクワーク中心の人が一般的な日常生活を送る中で加わる負荷は最大筋力の30%以下であると言われています。
筋肉量や筋力を維持するためには少なくとも60%以上の負荷をかける必要があります。
日常生活以外に筋トレのような負荷がかかる運動を意識的に行わなければ年齢と共に筋力や筋肉の量は減り続ける可能性が高くなります。
健康的な一般人でも筋肉量の減少率は、、
20歳から50歳までに約10%減少
50歳から80歳までにさらに30~40%減少
するといわれています。
特に衰えが著しい部位は太腿や体幹群の筋群であり、姿勢保持に大きく貢献する筋群に大きな影響がでてきてしまい立つことや歩くことがきつくなるとともに、運動意欲も下がり筋肉の衰えに大きく拍車をかけることとなります。
この筋肉の減少をサルコペニアといいます。
筋肉の減少は身体能力の低下につながり、高齢者の方では転倒が多くみられ、これにより寝たきりになるケースもあります。
このサルコペニアに対処する役割として筋トレは加齢に伴う筋肉量や筋力の衰えを防ぐ大きい効果が発揮されます。
ご自身が健康でいられるためにも筋肉量の維持は必要です。
是非、この機会に筋トレを行ってみてはいかがでしょうか?
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