ストロベリーショートケーキの魅力
2023.03.21 05:07
ミドリイシを飼育している方なら絶対に知っている「ストロベリーショートケーキ」
ストロベリーショートケーキは、とても人気があり高い評価を得ているが、飼育が難しいことでも有名です。
何が難しいかと言うと水質の管理は当然ですが、色の維持や色揚げです。
購入した時は、鮮やかな色彩だったけど、だんだん色が抜けてパステルになったり・・・変化は様々です。
ストロベリーショートケーキは、ベースがシアン蛍光タンパク(CFP)でポリプがレッド蛍光タンパク(RFP)を持つことで非常に綺麗な色彩になります。
この蛍光タンパクは異なる蛍光タンパクで波長も大きく違います。
良く発光する:CFP 400ー420㎚
RFP 500ー520㎚
UV防御のために必要なブルー蛍光タンパク(BFP)とシアン蛍光タンパク(CFP)は、重要です。
自然の海と同等のUVがあってこそ、蛍光タンパクの維持が確保できます。
色揚げで何が正解かって難しいところです。
シアン蛍光が褪せてレッド蛍光が増えて色揚げしたサンゴだとしても、それは個人の自由な色彩表現であり否定できません。
どんなサンゴでも色揚げはもちろんですが、体調を崩さず、自然界と同じような環境に近づけて飼育してこそ本来の色彩を維持できると思います。