戊辰戦争の激戦地 稲荷山
2018.4.22-2
前回の八雲神社からは街道を挟んで反対側の山(丘かな)にあるのが稲荷山
車道からこんなのが見えてて、ずっと上が気になっていたのですが…。
駐車場がどこかわからず、ずっと行けずにいました。
これを機会に訪問。
稲荷神社なので、狛犬ではなくこれは狛狐です。
お稲荷さんでも犬のことが多い気がするのですがここはちゃんとお狐さまでした。
思いの外、きちんとした神社のようです。
参道にも鳥居や狛狐が…
本殿のようです。
震災の影響か、倒れた鳥居や灯籠と思われる石が両側に置かれていたり、石畳もずれていたりしています。
白河市内でもこの周りは揺れが激しかった場所です。
鳥居の脇の大木が、「神聖な場所なんだなー」って気持ちになります。
境内に入ると
お狐さま大行列…。
反対側にもあります。
時代も作者も様々なようでいろんなお狐さまが…
これはまってしまう (^_^)
みんな「あ」「うん」の一対になっています。
他の神社と同じく、ここも神様の住まれているのは本殿と思われる建物の後ろ側のようです。
のぞいてみると…。
思いの外立派な彫刻の建物が見える。
金網が邪魔なのですが、彫刻が素晴らしい ♥
いつ頃の建物なのか、周りに掘られているのは稲作の様子。
田起こし、稲刈り、脱穀運搬みたいですね。
詳しくはないですが、庶民の働く姿が彫ってあるのって珍しいんじゃないかと…。
中に一般の家庭に祀られていたと思われるおいなりさんが沢山。
想像以上に見応えのあるスポットでした。
ここ稲荷山は、実は戊辰戦争の激戦地とされる場所。
神社の裏手はとても見晴らしがいいです。
幕府軍はここに陣を敷いて、街道を新政府軍を攻撃したとか。
確かに、丸見え…。
ここでの戦いが、全てを決定してしまったという説も…。
南側の斜面は公園になっていて、戊辰戦争の石碑や慰霊碑がありました。
子どもの遊具も…。
幕府軍・新政府軍の戦死者の名簿です。
全国各地からこの戦いに出兵していたことがわかります。
寄付された方のご芳名、こちらも全国からです。
子どもの頃から知識としてはありましたが、訪れて本当にあったんだと妙に納得。
ここで命を落とされた方のお名前がきちんと残っていることも驚きでした。
今年戊申150年ということで、いろいろ催しがあるようです。
稲荷山は、歴史的に重要で整備されている割に、訪れる人は少ないと思われます。
前の通りが狭くて大型車の通行が難しい事も一因なのでしょうが、もったいないです。
あ、私が心配していた駐車場ですが、表側の斜面を上がったところにちゃんと広い駐車場がありました。
入り口わかりにくそうですが…。
トレーニングはまだまだ続きます。