復刻「平仲知念」昭和五十五年頃の作 貴重作品

2023.03.22 02:53

昭和五十五年頃の作と言われる平仲知念

戦前から伝わる名器平仲知念の完全復元である。

野長一尺五寸六分五厘。

チラや爪裏など、オリジナルの平仲の僅かな「歪み」までも、再現され製作されている点を、強く強調したい。

天の中央は知念大工のような「角」ではない。

平仲の天の柔らかい山形は、光に翳すと中央に灯りの縦線が映る。

職人はこの光の灯ができるまで丹念に打ち込まなければならない。しかし、それができる職人は

ごく僅かだ。

何よりも三線を愛する気持ちと、さらに古い名器三線への理解と高い情熱がなければ、このような復刻は不可能である。

側面のタマリ具合、鳩胸のバランス、丸鑿を用いた爪裏の諸取り...火の打ちどころのない傑作といえる三線です。

年代物のため、塗りには所々打ち傷などが見られますが、作風の影響を配慮しまして、塗り替えは行いませんでした。一つの三線に歴史あり!

もちろん演奏に支障はございません。棹に捻りや変形はなしの正常です。

丸みと広がりのある昭和の音色。皮は両面とも張り替え済みで新しく、表は二番皮という仕様。

また密度の高いフィリピン産黒木が使用されております。

一度演奏すると離せなくなるとはこの三線のこと。

作風だけではない、音色面の作りも実に素晴らしい

平仲知念。興味のある方はお早めにお問い合わせくださいませ。

付属/当時のハードケース 送料込みでお届けいたします。

※売約済