【2023春特集】5:石油類の土壌汚染を早く効率的に把握~H-TECH
◆従来調査法の約4倍の速度で迅速に石油類の汚染範囲を特定できる「OIP」導入◆
◆すでに600地点で調査…石油類取扱事業者の期待に応える◆
石油類の土壌汚染問題に頭を悩めている企業は少なくないのではないでしょうか。石油類の土壌汚染は、土壌汚染対策法の対象ではないものの見つかると対策が迫られ、企業にとって悩ましい課題の1つです。
除去、分解等の対策を行うにしても実際にどの程度、石油類が土壌にしみ込んでいるのかを知ることが大切になりますが、調査にはそれなりの時間とコストがかかり、浸透した石油類の調査を躊躇する事業者も少なくないといいます。
こうした中、土壌汚染対策法の指定調査機関であるエイチテック(広島県福山市、岡田宏社長)は、従来調査法の約4倍の速度で迅速に石油類の汚染範囲を特定できる技術を導入。この技術を駆使し、これまでに7サイト、600地点の調査を行っており、石油類取扱事業者等の期待に応えています。
この技術は、ダイレクトセンシング機器の1つ「OIP」(オプティカル・イメージ・プロファイラー:光学画像解析記録装置)によるもので、現地で地盤中の鉱油類の汚染範囲特定が可能です。
ダイレクトセンシングは、ボーリングロッドの先端に特殊なプローブ(測定する装置)を取り付けて地中に挿入し、地盤中の汚染物質を連続的に測定し、地盤中の汚染源を的確に把握できる技術であり、その1つであるOIPは地盤中の石油類を連続して測定できるものです。さらに、可視光カメラ機能に切り替えることもでき、地盤中の土質を可視光画像で確認することもできます。
◆油汚染の広がりをリアルタイムで検出可能◆
このOIPは、土壌汚染調査で使う掘削機で打ち込みながら地盤中に挿入でき、土壌の深度方向の油汚染の広がりをリアルタイムで検出することが可能なツールです。
逐次、調査計画を変更できるため現場で調査間隔の変更にも簡単に対応でき、より効率的な情報が取得できる点も大きな武器です。
直径13㎜のサファイヤガラスウィンドウで捉えた蛍光発色の割合で、土壌の中にどのくらいの油が含まれているかを目で見て判断でき、油の反応を機械的に測定するため、個人差などの不確実性が大幅に改善される点も作業効率の高さに繋がっています。
1地点ごとの調査時間が短く、これまでの調査方法に比べるとより多くの調査が可能なほか、汚染深度が深くてもコア採取がないので調査時間が短縮できるほか、油の反応深度が分かるため、分析のための試料採取・分析数の削減も期待できます。
同社の岡田宏代表取締役は「今後も、このOIPを活用し、調査時間、コストの削減を図り、石油類の汚染を懸念している事業者の期待に応えていきたいと思っています」と話しています。
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