キッズスペースリフォームのアイデア~「遊ぶ」「学ぶ」を楽しむ3人兄弟の子供部屋
のびのび育つ!キッズスペースリフォームのアイデア
子育てスタイルに合わせた楽しく過ごせるキッズスペース・キッズルーム事例を紹介。
「遊ぶ」「学ぶ」を楽しむ3人兄弟の子供部屋
16畳の洋室をお子様3人が楽しく使える子供部屋にリフォームしました。お施主様がインスタなどのSNSで見つけてくださった好きなイメージを考慮してプランニング。可能なかぎりご要望をかなえつつ、お子様の成長で変化するライフスタイルにも合わせられ「暮らしやすく」「使いやすい」提案を心がけました。
「寝るスペース」と「遊ぶ・勉強スペース」に空間をわける
兄弟それぞれのスペースを区切って狭くするより、「寝るスペース」と「遊ぶ・勉強スペース」にわけ、間仕切り扉で簡単に仕切れるように。ふだんは扉を開けて広々と使える。お子様に人気のボルダリングスペースも。天井に梁が何本もあり、要望どおり天井を高くするとコストがかかってしまうなどデメリット面や施工方法をしっかり説明して設置。ささくれや手垢防止のためにクリアオイル塗装で仕上げた。
▲引き戸を閉めれば2部屋に
アイデアいっぱいの小上がり
一部に腰壁をつくることでおこもり感をプラス。寄りかかってゲームをしたり、おもちゃを並べて眺めたり、使い方はさまざま。
▲小上がり下に引き出しを造作。お気に入りのおもちゃを整理整頓
▲室内干しができるよう、小上がりの上の天井にはシンプルなアイアンバーを取り付けた
収納を勉強スペースに
使用していなかった収納を秘密基地のようなイメージでデザインした勉強スペースに。教科書などを整理できるよう棚をつけ、前面をマグネットボードにして、時間割や学校のお便りを貼れるように。小窓を2つ新たに設けることで光を取り入れ、明るさも確保。
クロスカラーがアクセントのクローゼット
「寝るスペース」にはたっぷりと収納できるクローゼットが。男の子の兄弟だが、ここだけはお母様の好みで選んだピンクのクロスでやわらかな雰囲気に。
滑り台つきのこだわりの2段ベッド
幼稚園に通う末のお子様も大満足の滑り台つきのベッド。ライフスタイルの変化に合わせて、将来レイアウト変更できるように作りつけでなく、家具としての「滑り台つきの2段ベッド」を提案。安全性を考慮し、専門業者にオーダーした。
【キッズスペース・キッズルーム提案のPOINT!】
- お子様の情報をヒアリング(年齢・性別・習い事の有無など)。
- 「どのように使いたいのか」「個室か」「オープンにするか」などを確認。その上で使い勝手や安全性に配慮してご提案しています。
- 「モノが多いので収納が欲しい」というお客様にはモノの量を確認して必ず収納を増やさないといけないのか検討します(ご興味がある方には整理収納の方法を冊子を使ってご説明することも)。子供部屋はなるべく空間を広く使っていただけるようご提案しています。
お話をうかがったのは…
井尻ハウビング(京都府亀岡市)浅日恵理さん
リフォマガ2022年1月号掲載
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