vol.8 『学び』 ×『 エネルギー』 〜学びをほどき 編み直す〜
今 、" も う 一 度 、学 ぶ " と は ど う い う こ と か ?
■「けがれ を はらう」
6月は夏至、大祓いの時期です。
日本の文化の中には、海や川に入って身を清める ' 禊(みそぎ) ' や、神社の鳥居に大きな茅の輪を飾り その間を八の字に回って 健康な心身を祓い清める ' 茅の輪くぐり ' など神事がありますね。
「けがれ を はらう」
' けがれ 'とは'汚れ'のことではなく「氣が枯れる」という意味。
本来 私たち人間に備わっている ' 氣 ' が枯れてる状態を「 元氣がない」とか 「病」 だとか言うのですが、それは突然起こるものではなく、日々の積み重ねが氣を枯らしてしまうのだと思うのです。
「氣を枯らしてしまう」積み重ねとは…、たとえば食べ物、 暮らし方、 体の使い方や 考え方(思い込みなども) 、人間関係など。身近なことがたくさん挙げられると思います。
ここで 私たちが すぐにできる 一番 大切なことは
「毎日の暮らしの中で 氣を高め、活力が上がること」
その連続が “ 今 ”という私の体と思考'を創り出します。
“ 今 “という瞬間が充実の連続であれば、未来の光と 過去の経験の有難さを同時に感じることのできる自分が在ります。
そうではない場合、過去を後悔し 未来を不安に、これも同時に感じてしまうことが多くあります。
この 「過去を後悔し 未来を不安へと妄想させる」のは いったい何者なのでしょうか。
“「毎日の暮らしの中で 氣を高め、活力が上がること」 “
2000年の時代に入って、もっとも 学びなおしたいのは この事なのではないかと思います。
高度物質成長期、高度な科学的証明、消費経済活動、高学歴への教育の形骸化など、たくさんの知識や常識と呼ばれるものが増えましたが、それが逆に ' 囚われ ' となり、私たちの思考は ' ねばならない ' 恐れが溢れている時代となっています。
この “囚われ “ や ”ねばならない恐れ ”を もう一度 見直してみると… つまり、もう一度 「学びなおし」てみると、何が観えてくるでしょうか。
■本当にそうなのだろうか?
現在、私たちの思考の中に溢れる ' これが常識だから! ' ' ねばならない ' は 本当なのでしょうか。
学校に行かなきゃいけない。勉強ができないやつは落ちこぼれ。効率的 合理的であることが素晴らしい。好きな仕事では食ってはいけない。食べなきゃ死んじゃう。きゃぁー(*_*)!
そんな思い込みの枠をちょいと俯瞰して見ると、本当にそうかな?そうでない考えもあっていいんじゃないかな? なんて思えてきます。
特に そういう角度の考えをもった人と話すと、それもありだなぁ、と考えの幅が広がる。どちらが良い悪いという二極判断ではなく、それもありだなぁ、って思えたところから、また新しい何かが始まる感じ。
■ 学びをほどき 編み直す。
「ゆっくり小学校」の辻さん(http://yukkuri-web.com/smallschool) や、スモールスクールのサティシュクマールさん(http://yukkuri-web.com/satishkumar)の話を聴いていると、本当にそうだなぁ、「私たちは何を急いでいるのだろうか」、「未来に何を作るために今の感情を犠牲にしてるのだろうか」、と自然な問いにぶつかる。動物の ' なまけもの ' を例で話したりしてくれるのですが、なまけもの はふだんは 超省エネ! しかし緊急の時はめっちゃ早く動くことができる。
そのなまけものの生き様が、これからの「ゆっくり」につながっていく。
「ゆっくり ゆっくり」が また新しい感覚になってきてるなぁ、と思います。
今まで「常識」だと捉え学んできたものを、「ゆっくり」とほどいて、また自分のペースや新しい感覚で編み直す。そうすると、どんな生き方になっていくんでしょうね。
スピードの時代から減速する恐れもあるかとは思いますが、そこも「ゆっくり ゆっくり」、自分が望む出来ることから始めてみるのもよいかもしれません。
■ 暮らしの中で氣を高め、活力が上がる。
ご縁の杜に泊まったり、講座に出たりして 一番 学べることは、「常識と言われていたものでない形で物事が成り立っている」ということ。しかも それは突飛なことではなく、昔から暮らしの中に根付いたことが根源になっていることが多いのです。そのため ご縁の杜で学びなおした事柄は、日常に戻ってすぐに自分の場所でも出来ること。実践してみると、人それぞれの発見を楽しめるようなこと がいっぱい♪
私たち 人間は
adventure 冒険家 であり
quest 探求家 であり
research 研究家 である。
「発見と気づき」はエネルギーを高める!
世間の常識と自分が思い込んでいるものを ちょいと外して、根本のところから感じてみる。この考えは「自然界ではどんな生き方になってるのだろうか」
私たち人間も自然界の一部である、そんな風に 物事ひとつひとつ、その原点から考え、固定化した観念を学びほどき、オリジナルな編み方をしてみる。
こんな生き方が、今 これからの時代に大切な感覚なのではないのかな、と思い、私もこの大祓いの時期に、自分の中の活力が高まることへと いろいろチャレンジしていこうと思う(^-^)
※ 上の写真は Schumacher College ホームページの写真をお借りしています
■ 私のチャレンジ
7月上旬にサティシュクマールさんが創った イギリスにある「 シューマッハカレッジ」にて、持続可能な世界を学び実践する '学びなおし'の小留学をしてきます。
英語も学びなおし(^^;;!
机の上の勉強だけでは通用しない、暮らしの必需品として英語のある生き方をしてみようと思う。
再来月、7月のお話会は 7/29(日)開催✨『サティシュクマールさん・シューマッハカレッジに学ぶ持続可能な世界と自分』 湯河原で開催予定です♪
シューマッハカレッジリンク…https://www.schumachercollege.org.uk
■来週 5/21(月)
出張! 人・エネルギー研究所 第4回東京おはなし会
テーマ:『Energy full 』- ‘いま、もう一度「学ぶ」とは、どういうことなのか? -