Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

株式会社賢嶺

『組織開発』は大切だけれども

2018.05.21 01:00

組織開発の提案をしていると、

反応の大半が、

『出来るかな、そんなこと』

『必要なのは分かるけれども、反対する人が出るな』

『本当に変わるんだろうか?』

と言うような反応をされることが多いように感じます。


ある組織の方には、

「人事課なのに『組織開発』と言う言葉さえ知らないスタッフが居る」

と言うことも聞きました。


確かに、組織改革がうまく進んだ組織の話を聞くことはあっても、

レアケースであることが多いですね。

上手くいかない組織の話の方が圧倒的に多いと感じます。


では、『なぜ』なのか?

3点ほど理由があるように思います。


まず一つ目は、

1.現状維持バイアス

『変わる必要があるの?』と自分に言い聞かせること。

誰しも人は変化を嫌う傾向が強いものです。

『特に問題もないし、今のままでいいじゃないか。』と考えている方がほとんどではないでしょうか。


二つ目は、

2.経験が無いことに対する不安

『組織開発』は変化を生みます。

組織の業務の中で、常に変化を経験している方は少ないのではないでしょうか。

新たなチャレンジは、心に不安を生じさせるものです。

不安は、人の行動を抑制してしまいます。


三つ目は、

3.上手くいかない事に対する不安

組織内での評価方法として、失敗や目標未達に対する評価が大きい場合、

人は失敗をしないことを選択する傾向があります。

失敗をしないためには、チャレンジをしないことが最良の戦略です。

減点方式の方が、誰しも楽に評価できるためでしょうけれども、


これからの時代に、失敗しないためにチャレンジしないのは、

危険な選択のように感じます。


総じて、

『リスクを取ってまで、わざわざ会社のためにする必要があるのか?』

と言うことに集約されるのではないでしょうか。


『働き方改革』と言う言葉は、本来、『時短を行う改革』ではないのは明白です。

そろそろ、組織で働く方々がそれぞれ、

『個として認められる職場つくり』を目指してみませんか。