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人生道半ば

閑話休題 ラスト

2018.05.19 01:47

ちょうど20歳から22歳くらいまで。

小生が水商売のようなことしながら生きていた時代に一番よくライブハウスに足を運んでいました。

とはいえ常に金欠で食うや食わんやの毎日。ライブに行けば一日食べずに過ごさねばならない・・

ような生活。それならいっそライブハウスで働けばいいやん、と何か所かバイト申し込んだのだけどすべて断られたりしたのでした。

当時の彼女は本当によくしてくれた・・・今頃どうしているのでしょうか・・

金欠の小生のために会えばお小遣いをくれたり、ガソリン代がない、といえば

「あんたそもそも無免許でバイク乗ってるんやから私が車買う。乗せたる」

といって本当に免許取って中古の赤のイスズ ジェミニ買ってしまった。

うれしかったな。初めての四つ輪。

小生なぜ無免許だったかというと未成年のころあまりに素行が悪く、裁判所の保護観察処分を受けており、免許とかもらえなかったのです(早く言えば犯罪者やね)。

だから免許証初めてもらったの22歳だったな。うれしかった(笑)それまで3年間はずっと無免許で大型バイク乗ってた。免許ないのにバイク屋さんがローン通してくれたのにいまだに「?いいのか・・それで・・」と疑問持ってるのですが(笑)

横道・・・

そう音楽だ・・・

一番よく音楽を聴いた時代・・・それは

「ノッテルか~い!oh イェ~!」みたいな音楽ではありませんでした。

もっと地味に人間の心の底をえぐるような、というかイキオイの音楽ではなくて心の奥深くにズーンと沁みるような・・・ウイスキーをストレートでグイっ!と飲んだ時に胃袋にじわっと熱い液体が染み渡るような・・・そんな音楽が好きだった。

演者も地味な服装で(むしろもう少し人前でどうにかならないのかみたいな)まるっきりリキみが感じられなかった。酒飲みながら、タバコ吸いながら演奏してた。

小生はいつも崖っぷちな生活ぶりだったけどそういう音楽に触れたときは

「明日こそきっといいことある・・いつかは俺だって・・・・」

と唇かみしめながら聴いていました。

The blues・・・・それは自分の信じる何か(神様だったり恋人だったり家族だったり)に向けて自分の感情をぶつけるのに適した音楽だった・・たくさん音楽のジャンルはあると思うけど小生にはBluesが一番しっくりきて、一番感情が音に出やすいのがbluesってジャンルだと思うのです・・・

小生が歌う時・・・それはその場にいるどなたかのために歌ってることはあまりないです。

亡き友、別れた恋人、今大切な仲間たち、もちろん家族・・・その瞬間心にいる誰かに向けてギター弾きながら

「聴いてる?…聞こえる?・・」

って感じで演奏しています。

だからつまんないよね・・暗い歌多いし・・・(泣)

いいんです。それが小生の個性・・

小生は小生の考えがあって自分なりに音楽を愛しているのです。

そこのワガママはどうかお許しください・・・

これからもおそらく日の目を浴びることのない小生とblues・・・・

それでも僕はbluesを愛し続けます・・・

僕と関わり合いになったいろんな方のこと考えながら・・中にはもう思い出すことのない人や思い出したくないヤツもいるのですが・・

絶望感や裏切り、挫折感を感じたりすることもありました・・・

それはしょうがないこと。人間だもの・・・

ツライこと・・乗り越えようと努力するのもいいし時に任せて落ち込むのも人生・・・

だけど、心のどこかで誰かに

「・・よく耐えた・・頑張った・・」

言ってもらいたい時だってありますよね・・・

大切な仲間たち・・・どうかいつまでも仲良くお付き合いください・・

小生は誰とでも仲良くする気はありません。むしろ少数でいい・・・

少ない友達でいいから本気でお付き合いしたいのです・・・

閑話休題、これにて終了・・・

お付き合いくださりありがとうございました・・・・

・・・・ち・・・・・