任期最後の議会が終わりました
お疲れさまでした。3年10か月務めた市議会議員の任期最後の議会を昨日終えました。
新年度予算も決まり、新サービスもたくさん実施されます。
どんなサービスを実施するかは下のリンクのP12から確認できます。
そして最終日は たかおか議員の問責決議が出されました。
結論から言うと可決されました。
そして日本維新の会は賛否を出さず棄権しました。
孝岡議員は11月に記者会見を行い、議会内でハラスメントを受けていると公表しました。
しかし、弁護士による第三者の調査ではハラスメントにあたる行為はなかったと報告されています。
そして加えてこの報告書には、孝岡議員がハラスメントの証明のために提出した証拠の録音データが一部切り取られているなど、編集がされていると記し、自分に不利な部分を削除していると指摘しています。
今回の問責決議はそのように作為的な証拠提出により被申立人(ハラスメントをしたのではとされている方々)の議長・副議長・事務局長の立場を陥れるともとれる、議会の品格を落とす行為として反省を促す内容です。
少し似た例で思いつくのは、2年くらい前に草津温泉で有名な草津町でも、草津町議の女性が草津町長からセクハラを受けたと訴えて問題になっていました。
その事件は、セクハラを受けたとする日の録音データが町議の女性から証拠として提出されていたのですが、録音は町長室に入ってから普通の話をしている10分間のみ、その後にセクハラを受けたと証言しています。
しかし逆に町長が無実を証明する証拠もないままでしたが、結局町議の自宅から10分間以降も録音されていたマスターのデータが見つかり、セクハラの事実はなかったと認定されました。
仮に100%の録音データがすでに削除されていた場合、町長はセクハラの濡れ衣を着せられることになります。明確な悪意をもって録音データの編集をしていたことになります。
今回の芦屋市の孝岡議員の行動も似たことのように取れますが、草津町議はのちに虚偽告訴罪で訴えられており、これは悪意をもって偽の罪を人に擦り付けたときに訴えられる罪状です。
この罪状の難しいところは明確な悪意を持っているかどうかというところにあり、例えば思い込みで訴えた場合や、良かれと思って録音データを編集したなどの場合は適用が難しいものです。
今回の孝岡議員の弁明では、ボタン操作で録音が途切れ途切れになってしまったことや、家族のプライバシーを守るために編集した結果、録音データが不完全となったと言われており、もしそれが事実なら、報告者の指摘は孝岡議員の意図を欠いたものになります。
今回はハラスメントの案件になり、デリケートな部分も多いことから、議員も報告書を全文確認しておらず、概要の説明を受けているのみです。
大塚のぶお元議員が市職員のハラスメントに対してどのように取り組んでいるのかのことには3,4か月くらい話をしてきましたが、今回の件は僕ら議会で取り上げられたのは3月に入ってからで細かい話もできていません。
そのように細かい内容が確認できていない状況では結論を出せないと考えました。
とはいえ、根本として「証拠の編集」という事実はやはり重いと考えていますし、してはいけない問題で擁護もできないです。
問責決議に反対もしていない、という僕らの態度で孝岡議員には行った行為に対して反省してほしいと思います。