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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission6-⑪

2018.05.19 05:15

ロボット工学研究所に程近い救急病院。




救急受付の窓口に、隆二が息をきらして走り込んできた。




「す…すみません‼二時間ほど前に救急搬送された、紅という患者は?」




「お調べしますので、少々お待ち下さい」




待っている時間ももどかしい。




「火災事故って…いつも慎重なアイツが…何やってんだ?」



つい口をついて出てしまう。




「今市さん?」




後ろを振り返ると、スマホを手にした雅が立っている。



咄嗟にがしっと雅の両肩を掴み、隆二が声を荒げた。




「恭介は?どこだ?」




「痛いよ!案内するから離して」




ハッとして隆二が手を離した。




雅は肩をパンパンと払って言った。




「もう救急措置を終えて病室に行ったよ。

しばらく入院だって」




「けがの具合は?重症なのか?」




「自分の目で確かめてくれば?」




「何号室だ?」




「1207…特別室だよ」




急いでエレベーターに向かおうとして立ち止まり、雅の方を見た。




「…お前は?行かないのか?」




「あんたが来たら僕は用なしさ」




「…教えてくれて、ありがとう」




そう告げると早足で病室へと向かった。




「お待たせしました。…紅様のお連れ様…」




雅は軽く舌打ちして受付に告げた。




「もう病室に行ったから…」





to be continued…