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お金ってなんだろう。

2018.05.26 01:10

田舎暮らしを始めてみたいと思っても、なかなか踏み出せないのは、安定した収入を得られる先はあるのだろうか?との不安に感じてしまう方も多いからではないでしょうか?

かくいう私もその一人だったのですが、えいっと踏み出してしまえば、意外となんとかなるものでした。

三宅商店のある吉備中央町はお金を稼ぐところはいくつかあれど、使うところがほとんどありません。

夜7時を過ぎればほとんどのお店は閉まりますし、車社会のこの町では、飲み屋さんもありません。

何かを得たければだいたいみんな自分で作ってしまいます。そして多くできたものはお隣におすそ分けをすると、そのお隣さんで多くできたものがお返しで来るんです。

山の幸も豊富で、雪解けの頃から、ふきのとう、わらび、コシアブラ、たらの芽、ウド、セリ、ミツバ、フキ、たけのこ。秋には、きのこ、栗、柿、イチジク、銀杏、なんかは道を歩いていたら拾えます。(笑)

ご近所さんに回覧板をお届けにいくと、なぜか両手いっぱいの畑の恵みをお土産にもたせてもらい、イノシシが罠にかかったという知らせで駆けつけてみると、冷蔵庫に入りきらないくらいのお肉を分けてもらえたりします。

本当にここの人々は心が豊かだなぁと思います。

「人が死んだ時にその人が残した財産は、大切に抱え込んでいたものではなく、周りと分かち合っていたものである」

というようなお話を以前耳にして、とても感銘を受けたのですが、ここの暮らしでは、当たり前のようにモノが必要とする人の元へくるくる回っていっています。

お金が発明される前は、物々交換をしていた。とはよく聞きますが、実際、物々交換の渦の中に入ると、モノに対して、お金と交換して手に入れたものには全く感じることができなかった感動と、私たちは何か大きなものに守られながら生かされているという命のありがたみまで感じることができるようになりました。


ひらきっぱ

モノの価値ってなんだろう。

スーパーに行けば、すべての商品に誰かがつけてくれた値段というスケールで表されたモノの価値が書いてあります。

それって当たり前のことだと思っていたけれど、人それぞれ価値観って違うのだし、当たり前なんかじゃないですよね。

そんなことを感じながら参加したお祭り『ひらきっぱ』の『っ』

洋平さんとローホーさんのコラボや、peace-kさんが気づけば洋平さんの後ろでドラムを叩いているという、なんとも贅沢な演奏を体感することができた最高な祭りでした。

このお祭り、実はすべて投げ銭で成り立っているんです!!

主催はふんどしやコーヒーフィルターなどのたくさんの素晴らしいヘンプグッズを三宅商店に卸してくださっている『Hemp shop ビバーク』の長畑夫妻。 会場も彼らのお家のお庭!!! というすべてにおいて今までの価値観をぶっ壊してくれるお祭りなんです。

ドネーションや投げ銭、ハートマネーライブなどがさまざまなところで開催されています。

「入場料かからないんだ!ラッキー」ってことでは決してないんです。

あなたが価値を決めるということは、あなた自身の価値を決めることに近いような気がします。

音楽やアート、ワークショップなどで心動かされる体験をしたら、その得たエネルギーをお金というエネルギーに換算してみましょう。

もし懐具合が寂しければ、マンパワーとしてイベントに参加するのも手ですね。

お客さんとしてではなく、当事者の一人としてイベントに参加してみると、素晴らしい充実感を感じることもできますよね! 仲間も増えていきます。

No spectator(傍観者になるな!)この言葉に尽きると思います。

今までの誰かが決めてくれていた価値に無感情で従っていた時代は過ぎ、自分が得たエネルギーを様々な形に変化させて循環させていく時代が訪れている(その時代に戻っている)ように強く感じます。


ひらきっぱの創始者のひとり、そして祭り会場の住民!『Hemp shop ビバーク』のひろみの投げ銭への想いや、彼女が自分を『ひらきっぱ』にしてエネルギー循環の渦の中心に入っていったことによって体感された宇宙との一体感とでもいいましょうか、彼女の気づきをシェアしてくれている、とても素敵なコメントがありましたので、ここにご紹介させていただきます。


入場料は投げ銭の、お祭りみたいな、音楽フェスみたいな、ホームパーティみたいな理想郷ひらきっぱ、はやくも5回目を迎えます。

投げ銭という言葉だけだと、ほんとのところは伝わりにくい。という事で、今回のひらきっぱから「投げ銭 まわりっぱ」という呼び名にしました。

やってみたらスッと理解できるけど、やってみなけりゃ解らない!

決して一方通行で、与える行為だけでは終わらない宇宙の仕組み。ここは時空が波うつグリッド状の世界。

まわりっぱ、なんですよ。

まわり回って往き来するんですよ。この世のエブリシングスは。

私が、あなたが、お財布から出したそのお金というエネルギーは、必ず手元に返ってきます。同じエネルギーか、それ以上のギフトを伴って。

私は家を全面的に解放しています。部屋はぐちゃぐちゃになるし、何度となく物は無くなるし、壊れるし、電気ガス水道灯油米に調味料、貯金も減っていきました。でもね、回数を重ねるごとにこだわりや、制限をかけない方が気持ちいいことに気づき、今じゃもう、じゃけんどーしたん!な境地です。笑。

家にあるもんは使えばいいし、無くなったら作ればいいし、汚れたら拭いたらいいし、壊れたら直せばよい。細かいことはいいじゃん、遊ぼうよ、私たちはこの地球に遊ぶために来たんだよ!そんなスタンス。そうやってハートを開いていると、自分が放出したエネルギーをはるかに超える豊かさが押し寄せて来るようになりました。

大好きな人たちが、アーティストさんが、我が家に来て寛いでくれていて、作ったごはんを一緒に食べている、それが嬉しくて嬉しくて。

実験してみてください、まわりっぱの日々。

自分の居たい、見たい世界は自分で創るのだ!

最後にひらきっぱ家訓を。

息子が2歳の頃に言い放った天からの啓示です。

「無駄な抵抗をやめろ

無駄な抵抗を管理しろ

出来ないことはするな

好きなことだけをしろ」

let's be human being そう、人間なんだから人間らしく生きていきましょ!


ビバーク夫妻 だいすきです!!!! ひらきっぱ!!!!!!

こんな素敵夫妻の作るヘンプ商品 ぜひお試しください!!!!!

このヘアバンド すごいです。麻に包まれて頭がすっきりします!麻炭で染めたりしたら”冷え●タ”なんて目じゃないですよ!

初心者にぴったりのヘンプコットンふんどし。使い続けるうちに馴染んでくる感じがたまりません!

S.M.L  の3サイズあります。なんども使えて旨味が増すなんて、なんで今まで紙フィルターを使っていたんだろう となります!

これからの季節にぴったりのヘンプ100%のフラットシーツ。寝ればわかる。その違い!



『アンジィの言い値deいいね☆』

ひらきっぱにて、広島で『縄文式cafe+雑貨 あわのいえ』をされているアンジィさんに再会しました。

ひらきっぱの衝撃で、お金ってなんだろう。。と頭と心がグラグラし始めたその時に、彼女の活動の一つ、『言い値deいいね☆』のコンセプトを聞き、とても感銘を受けました。

アンジィからいただいた、素敵なコメントをこちらでもご紹介させていただきます。


『アンジィの言い値deいいね☆』

☆お金の語源について☆

お金は英語で「mana」、(ハワイの言葉で、「愛」)からmoneyになったそうです。

もともとは循環していくエネルギーとしての働きをしていたものが、この資本主義社会においては、いつの間にか、奪い合うエネルギーになっているのではないかと思うのです。

☆『縄文式cafe+雑貨 あわのいえ』について☆

自分自身が運営している『縄文式cafe+雑貨 あわのいえ』は広島の五日市という、山奥の田舎でもない市内に位置する場所でアーバンパーマカルチャーを意識し、電気ちょっとと、水道、ガスを使用せずに火を使い、井戸とかまどと五右衛門風呂で生活できる家に住まいながら、不定期に行われる各地から集まったネオ縄文人達(自分の感覚を大事にして生きる人々)による集い、『縄文びらき』を通じて、すべてが縄文式(ハートマネー、寄付)により、来て滞在したひとの想いですべてが巡り、循環し、成り立つことで運営していくことを目指している宇宙コミュニティです☆☆☆

『言い値deいいね☆』も、同じく値段を設定せずに、会話をするなかで、その商品を欲しいと思った方に、その価値を決めてもらい、その価値に対する想いの対価、もしくは物々交換で払ってもらうという、絆づくりのコミュニケーションのひとつとして始めました。

決められたルールに沿って生きるのではなく、自分自身が自分自身でいろいろなものに対する価値を考え、決めて生きていく、『言い値deいいね☆』が、既存の経済システムではなく、絆を創っていく経済システムのきっかけ創りのひとつになればと思います。

そして、その想いがお金のもともとの根源、「愛」として循環し、巡る社会に戻っていくことを願っています。

ツジ 淳永(アンジィ)


早速三宅商店小森温泉前店の一角にアンジィの作品を置かせていただき、『言い値deいいね☆』コーナーを設置いたしました!

ぜひ岡山にお越しの際はお立ち寄りください!

▼三宅商店小森温泉前店の情報はこちら


Pay it forward 恩送り

恩返しという言葉はよく聞きますが、『恩送り』とはあまり聞きません。

しかし江戸時代には『ご恩送り』という見知らぬ人に愛情と恩を送るべきという概念が広まっていたそうです。

恩返しには特定の対象者がいるけれど、恩送りの場合、ほとんどの場合、感謝されることがありません。

いい人に見られたいなどという自尊心を満たすためにする好意や、見返りを求めるための優しさをしている人の脳と、誰にも知られることなくとも送り続ける恩送りをしている人の脳を比べると、恩送り型の行動をとっている人の脳は、前頭皮質と呼ばれる部位が活性化しているそうです。そして、この前頭皮質は他者への感情的な共感に関わっている部位でもあるそうです。

ソーヤー海くんが去年の7月に開催してくれた三宅商店Shine研修でのNVC(非暴力コミュニュケーション)ワークショップでも『共感する力』が要でした。

この恩送りを続けていくことで、共感力も培うことができそうですね!


5月20日に発行された、三宅洋平マガジン『感覚と科学』23号では、4月半ばに千葉県いすみのパーマカルチャー平和道場にて行われた、NVC合宿の3日目の夜に、ソーヤー海さん(東京アーバンパーマカルチャー)、冨田貴史さん(冨貴工房)、そして洋平さんの3人での対談前編がアップされています。

心の奥のクセを見つけ出し、それすらも慈しんでいく3人のイケメンNVC修行者たちによる対談は必見です!!


Potluck Party 持ちよりご飯

冒頭でも触れましたが、我が吉備中央町には夜集まってご飯を食べるところがほとんどないんです。 なので、毎月1度みんなで料理一品を持ち寄って、大きい古民家に住んでいるお友達のうちにこぞって、ポットラックパーティーをしています。

もともとは、スタッフゆかちんのカレーが美味しすぎるので、ゆかちんのカレーファン5人の集まりからスタートしたこのパーティーも、2年たった今月は、なんと大人20人、子供6人も集まる大イベントに成長していました。

一人でできることは限られていても、みんなが集まるとものすごいパワーになって、毎回テーブルに乗りきらないほどのご馳走が勢ぞろいします。

東京から洋平さんの留守を預かるために吉備中央に滞在しているロクタンくんも参加してくれて、「これはもうフェスだね!」とのコメントをくれました。

☆月代がひかりっぱ! みんなのマスコットロクタンたん。彼が来てくれると和むんです〜!


お金をかけなくても、自分の持っているエネルギーを他の人のエネルギーと交換して、自分だけでは得られなかったもっと豊かな思いができるようになる。

美味しいものを食べてる時のみんなのキラキラした顔と、子供達の無邪気な笑顔と成長を見ながら、この好意のうねりが強い求心力を伴って成長していくのは、ごく自然な事で、これこそが世界を変える力なんだろうなぁ。などと思いを馳せた夜でした。

by まゆみ