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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission6-⑫

2018.05.19 23:00

「恭介!!!…」




「… 隆二!?ノックくらいしないか…」




特別室には恭介だけがいて、枕を背にしてベッドに座っている。




「看護師が居たらびっくりするだろ…」




隆二は何も言わずベッドの上に膝をつき、恭介を抱きしめた。




「何ヘマしてんだよ!バカ…」




「……」




「…どこ火傷したの?見せて」




恭介の目の前で、隆二が心配そうに上半身を見ている。




恭介は何も言わず隆二の目をじっと見て、髪に触(ふれ)る。




その手を握ろうとして、隆二が気づいた。




「利き腕…」




恭介の左手の甲が焼けただれている。




「…嘘でしょ⁉」




悲しい表情に変わっていく隆二を見て、恭介はそっと口づけをした。




「…いまキスなんかしてる場合じゃ…」




「そうでもしないと、お前泣くだろ?」




「泣きやしないよ…」




隆二の頬をスーっと伝って、恭介の手の甲にポツンと落ちた…




「心配かけたな…」




恭介の手が隆二の涙を拭う。




「恭…」




隆二の目から涙が溢れでた。




恭介の胸に抱かれ、ただれた手の甲を見つめる。






ーこれは…俺への罰なのか?






to be continued…