富良野合宿(根室本線他)
14日から18日まで、4泊5日、富良野に居ました。独りなので正しくは合宿ではありませんが、ひょっとしてこれが見納めかもしれない、いやいやダイヤ改正初日を見届けないと、合宿のようなストイックな気分で根室線のキハ40を追いかけました。家に戻ってからは侍ジャパンの応援。鉄道に野球に夢中で過ごした1週間でした。自由が利く身分は、こういう時はありがたいものです。(2023/3/14-18)
1か月ぶりの富良野。雪融けが進み、ノーマルタイヤでも大丈夫そうな道路状態で、スイスイと片道200キロ。山がよく見えていたので、午後3時の往復を金山ダムから撮影開始。やってきたのはタラコ。幸先良しです。
東鹿越からの返しは、ダムを降りたあたりの道路から川を入れて広角で。雪融けが進む3月の雰囲気たっぷりですが、河原の雪には大きな足跡が、川に続いています。もう冬眠から覚めたのでしょう。これも春の証です。
宿は、いつもの富良野ラビスタ。翌日は快晴の朝。くっきり見える芦別連山とタラコのサイドビュー。1ヶ月前はここでマイナス22度。この朝もマイナス10度まで冷え込みましたが、優しい雰囲気の雪景色、これが3月の色ですね。
せっかく山がきれいに見えているので、もう1台のカメラは、退いて「タラコ&芦別オールスターズ」
ラベンダー大橋に移動して、富良野貨物。ここは貨物の編成が似合う場所と思いますが、いかがでしょうか。
山が美しい朝。しつこいほどに布部駅ホームと芦別岳。
富良野線のキハ150が、ダイヤ改正で引退します。富良野岳をバックに最後の雄姿です。
午後は金山湖。実は前日もここで撮ったのですが、さすがに17時台の往復は光なくショボい写真になってしまったので、撮り直しです。3月の中旬になっても、湖は全面凍結状態。それでも氷が薄いところは色が濃く、真冬とは違った景色です。
17時台でも、こんなに明るくなりました。このとき、車に故障ランプが点灯。早めに宿まで自走して、翌日系列ディーラーに駆け込みました。
そんなわけで、ディーラー開店まで、富良野駅の跨線橋で撮影。お陰で、貨物の入線など、貴重なシーンを見ることができました。富良野駅は、根室線はキハ40、富良野線はキハ150が停車。この並びが見られるのも、あと1日。
幸いにも、車には異状なし。ホッとしました。ダイヤ改正前の根室線。これでキハ40見納めかもと、しっかり撮りました。
ダイヤ改正前の、夜の富良野駅です。最終まで見送って、翌朝の東鹿越往復は、キハ40であることを見届けて、宿に戻りました。
そして、翌朝、ダイヤ改正日。始発(東鹿越発)回送はキハ40。これは安心して、朝焼けの布部駅で撮影。
問題は、次の滝川発東鹿越行列車。これもキハ40。昨日までと変わらない日常風景が見られ、一安心です。
これから先、余剰となった富良野線キハ150が充当されるとの予測もあるようですが、廃線まで、残り1年。最後までキハ40の運用が続きますように。そう祈りながら、富良野合宿を終えました。
家に帰ってからは、WBC三昧。米国での準決勝、決勝は、夢のような戦いでした。私の年代では、アメリカと日本は大人と子供くらいのレベル差があって、観光気分で来日したメジャーリーガーに歯が立たないイメージでしたが、ほんとうに強くなりましたね。感動しました。
白老鉄日記vol.117「富良野合宿」でした。
根室本線富良野・新得間廃線まで、残り1年となりました。あと1年どんな景色に出会えるか、どう撮るか、写欲は尽きませんが、とりあえずのエピローグということで、撮り貯めた写真たちを1刷に纏めました。