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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編4』

2018.05.19 23:30

「あれ?確か、まりあ先生ですよね?」





数日後、直人がクリエーティブディレクターを務める「STUDIO SEVEN」のショップで二人は再会した。



「あ!直人さん、先日は失礼しました💦」



まりあは被っていたキャップを取り、赤い顔をしてペコリと頭を下げた。



「何も失礼なことなんて…」



「それより、ご来店ありがとうございます」



「あ…は、はい!こ、こちらこそです!」



緊張しているのか、動きも会話もぎこちない。



直人はクスッと笑って言った。



「なにかお探しですか?」



「あ、パーカーをお探しです!…あれ?」



保育園でテキパキ対応していたイメージとはかけ離れていて、カチコチに緊張しているまりあに親近感を覚えた。



「オススメのがあるので、こちらへどーぞ!」



「はい」



手と足が同時に前に出ているのを見て、直人が声を出して笑った。



「なにか変ですか?」



「ご案内する前に、ちょっと付き合ってもらえますか?」



「え?どちらへ?」



「サインもお渡ししたいので、そこのカフェに行きましょう」



「いいんですか⁉︎」



まりあは大きな瞳をキラキラ輝やかせた。




直人は笑顔で人差し指を立てた。



「但し条件があります」



「はぁ…」



「ここからは敬語なしにしましょう」



「…わかりました」



「じゃ行こっか?」



直人はショップのスタッフに声を掛けた。



「ちょっと出てくるからね」



「はい!いってらっしゃいませ!」



「どーぞ」



先にショップのドアを開けて待っている。



「…レディファースト、直人さん素敵です」



「そう?ありがとう!」



二人がショップを出た後、スタッフ同士が話しをする。



「今のお客様、広瀬すずに似てなかった?」



「シンプルでボーイッシュなコーディネートだったけど、かなり美人だったね」



「直人さんがお客様をお茶にお誘いするなんて、初めてだよね」



「うん。凄くお似合いだし、羨ましいね」



「おしゃべりはその辺にして、店内のクリーンネスチェックお願いしますね!」



別のスタッフが声を掛けた。



「はい!すみません💦」



店内で商品を見ていたファンらしき女性客がため息をついた。



「NAOTOさんと一対一でお茶だって…羨ましい!」



「近くで顔見れただけでもサイコーだよ!」



「そーだね!」



羨ましがっていた女性が外を見て言った。



「え⁉︎うそっ!ヤバーい‼︎直己さんとがんちゃんだ‼︎」



「嘘っ!どこどこ?…きゃっ‼︎ヤバーい‼︎どーしよー‼︎」



小林直己と岩田剛典が変装もしないで、ショップに入ってきた。




つづく