胡蝶の夢 2018.05.20 12:38 「老荘思想」と一括りにされる一方の「荘子」の説話の一つ。題して、「胡蝶の夢」。 「夢の中で胡蝶としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、どちらだかわからない」これは荘子の思想を代表する「万物斎同」=「万物は全て斉しい(等しい)」を象徴する説話と言われている。どちらが真実かと検証するよりも、どちらも是とすればいいのだ……と。荘子は紀元前300年前後の人。日本で言えば、「弥生時代中期」のころ。かの地ではこういう思想家がいたことに改めて驚愕。