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Yoshiyama Farm

農業家としての自分

2018.05.20 15:35

毎回、畝立とマルチの写真ばかり掲載していて恐縮ですが

これから苗が野菜へと成長していく姿をお届けしたいと思いますので

お楽しみにしておいて下さい。

僕が野菜を作りたい理由。

至ってシンプルです。

種が確実にあり、それを蒔く事で命の誕生から終焉までを

ワンシーズンで共に体感できる事です。

それは芸術でもあるし畑の宇宙でもありますし

宇宙の意識の一部であると感じる事さえあります。

けど作りたいと衝動に駆られる対象はいつも「誰かに」です。

「誰かの為に作りたい。」

親父とお袋に昨年より上手に作れるようになった野菜を届けたい、とか

子供が生まれた弟夫婦に無農薬の野菜を食べて欲しい、とか

その衝動を細かく分解していくと

「元気でいて欲しい」とか「幸せに暮らして欲しい」とか「育ててくれた感謝の気持ちを伝えたい今できる自分自身の具体的なアクション」だったりします。

「俺、昔あんなだったけど今じゃこんな野菜作れるようになったんだよ、どう?凄いでしょ!?」

みたいな(笑)

子供でしょ(笑)

けど良いんです、それで。

子供が親に遊びとかで自慢する、根拠や理由など必要としないあの自信。

熱中してるんですよね。愉しんでるんですよね。

勿論僕は成人してる大人なのでそれ以外のものにも責任が生じますが、

それも含めて背負って引きずりながらでも引っ張った上で

農業を「覚悟して愉しんで行きたい」と思うようになりました。

だから最近は自分の中に受け入れられる事が増えたような気がします。

以前より落とし込めるようになったと思います。

ちっちゃく収まりたくはありません。

やるからには徹底的にとことん熱中することしか考えていません。

それが楽しいんです、昔から。

そして農業家として未来に投資をしていきたいと考えています。

それには自分以外の人のアイデアも必要です。

近未来的に、社会のシステムが、人の価値観が、大きく変わる可能性があります。

そんな時に日本人に残る物は何だろう?世界の人達と共有すべき物はなんだろう?

そんな事を考えながら、

同時に僕の生産力ではあとどれくらいの人のお腹を満たせられるだろうか、

なんて考えています。

うちの野菜が欲しい子供達がいたら是非届けたいです。

稚拙な文章ですが、お届けしたいのは情熱で興したいのは

真っ当な日本人のうねりです。静かでも激しくても人それぞれで良い。

僕はそんな大きなうねりの中で揉まれながら成長しながら大豪農になっていきます。

世界で一番自由で愉しい仕事の一つと思っているのが豪農です。